【日プ１】produce101Japan BOYS and GIRLS【JO1】 (ページ3)

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2話ページ3

3人で会話をしていると、ブォンという音と共に画面が動いて、国民プロデューサー代表の文字が映された。

「ねぇねぇミヤねぇ、誰かな？俳優さんかな？」
『ふふっそうだね、意外と芸人さんかも？』
「うちはイケメン俳優がええなぁ…そう思わへん？Aお姉さん」
『あははっ、雫ちゃんイケメン好きなのね。私はお笑い好きだから、芸人さんが良いな』

そうして待っている間にも、革靴のコツコツとした足音がどんどん大きくなっていき、ついに現れたのは、ナインティナインの2人だった。

「さぁ、やって参りました」
「今回は初の男女合同オーディションということで、いやぁ美男美女揃いて感じですねぇ」
「高校生も多くいると聞いております」

岡村さん達にダンスを教えていたのは母で、私は幼い頃それについて行っていたから、よく覚えているけれど、お2人は私を覚えているのだろうか？

「そうですね、あそこの背ぇ高い女の子に話を聞いて見ましょ」
「今回のオーディションに対しての意気込みをお願いします」

2人からいきなり声をかけられて驚いてしまったけど、軽く咳払いをしてマイクを持つ。

『そうですね。ただ上手いんじゃなく、ちゃんと曲を表現できるようにしたいと思っています。まだまだ自分は実力不足なので、デビューに向けて順位も実力も上げていきます。』

「そうやねぇ、ぜひ頑張ってください」

ナインティナインの2人のインタビューも終わり、トレーナーの皆さんが自己紹介の後、早速クラス分け評価が始まった。男女混合でパフォーマンスを行うようで、私は大トリを飾ることになってしまった。
大トリだ、どうしよう、怖いし緊張する。
…けど、A貰うことを目標にしてたんだから、いつ見せるかなんて関係ない。
私は、ここにいる誰よりもトレーナーと国プに"魅せる"パフォーマンスをするんだから、弱音吐いてる暇なんてないんだ。