【日プ１】produce101Japan BOYS and GIRLS【JO1】 (ページ14)

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12話ページ14

「えっと、大宮さんが韓国語ができるから僕たち日本語じょうずじゃないから、友達になって欲しいんです。」
「僕たちは韓国から来て、日本語じょうずじゃないんですから、プデュのページで韓国語できるとみて、おはなししたいとおもったんです。」

辿々しいけど熱量の込められた二人の言葉に、年上なのに母性本能をくすぐられてキュンとする。
…なんだこの二人、年上なのにめちゃくちゃに可愛いぞ…？！だめですか？なんて私の頭より低いところまで頭を下げて上目遣いで覗き込んでくるからもうどうしようもない。

『もちろんですよ。私も仲良くしたかったです。日本語は教えるから、韓国語教えてくださいね。』
「や〜、ありがとうございます！ユンドンです！オッパって呼んでくれてもいいんですよ！」
『んふふふっ、じゃあユンドンオッパですね。私はミヤでもAでも好きに呼んで下さいね。』
「Aって呼びます。僕のこともヒチョンオッパって呼ぶんですよ！」

二人してニコニコしながらはしゃいだようにテンション上げるから、なんだかこちらまで嬉しくなって口元が緩んでしまう。二人がハイテンションで盛り上がっている横で、私がゆるゆるした顔をしているという不思議な状況ができていて我ながらおかしいと思う。

「や〜、Aはかわいいなぁ！美人、とおもったけど、そうやってニコニコ笑ってるとかわいいなぁ。」
「そうですね、Aは可愛いんです！」
『そうですか…？ありがとうございます。』

妹にやるようにわしゃわしゃと頭を撫でられて、いつも撫でる側だった私は困惑してしまう。こういう時どういう対応をすれば良いか分からない。どうしよう慣れない、慣れないぞ…？
と、そこにスタッフがタブレットやCDプレーヤーなどを持って入ってきた。今から本格的に練習が始まるらしい。歌もダンスもAクラスには今日トレーナーの先生が来るらしい。

『じゃ、早速練習始めましょう。先生方が来るまでにある程度レッスンができるくらいにしておかないと。』

その言葉で、とりあえずみんなタブレットに集まった。ツカメの動画を見て振りを理解しながら、ついでに質問ができるように手元のメモ帳に気になった場所を書き込んでいく。この曲は結構ハイトーンで振りも簡単ではないので、一つ一つ苦手を解消しないと苦しくなるのはわかった。