45.オシャレ・ダケド。 ページ10
相葉先輩が私を連れてってくれたのは、ファーストフードでも
ファミレスでも
フードコートでも無くって
駅前のビルの二階にある、オシャレなカフェだった。
トモちゃんと二人だったら絶対に入らない...ってゆーか、入れないお店。
ウッディな内装に、これ何て言うんだっけ...ボサノバ...？
そんな感じの音楽が小さく流れてる。
こんなお店を知ってるなんて、相葉先輩って凄い！って
でも同時に、これが二歳の歳の差なのかな...って
何だか、複雑な気分になる。
慣れた感じで相葉先輩は、奥のソファ席に座る。
「...あの...」
「ん？」
「えっと...」
そのソファ席は二人掛けのソファの前にローテーブル
向かい合わせの位置に椅子なんて無くって、相葉先輩の隣に座るしか無い。
「どしたの？」
「......」
「早くおいで！ね？ほらほら」
ポンポン、って自分の隣のスペースを軽く叩いて笑う相葉先輩を見てるだけできっと私の顔は赤くなってると思う。
「...はい」
ドキドキしながら、先輩の隣に座ると
少し肩が触れてしまって、慌ててソファの端っこまで身体を寄せた。
「ここね、ナポリタンが旨いの！」
「ナポリタン...」
「あ、でもカレーも旨いの！」
「カレー...」
どっちも食べ方間違うと口の周りが汚れちゃうなぁ...って思ってる私に、相葉先輩は「あ！どっちも頼んで半分こしよっか！」って目をクリクリにして提案する。
「...あっ、はい！」
「決まりー！すいませーん！」
店員さんを呼ぶと、やっぱり慣れた感じで先輩は注文をした。
注文をし終えると、最初に出されたお水を一気に飲んで「うまっ！」って笑う。
「先輩」
「ん？」
「このお店、よく来るんですか？」
「うん、しょっちゅう来るよ！」
こんなオシャレなお店にしょっちゅう来るって...やっぱり私と相葉先輩はちょっと住む世界が違うのかもなんて、少しだけ思ってしまう。
「ここね、リンの母ちゃんがやってんの」
住む世界が違う、だなんて漫画みたいな台詞に自分でちょっとウケてた私の耳に流れ込んで来た言葉に
サーっと体温が下がった気がした。
「あ、リンって...えっと、若林って言うんだけど...あ！体育祭の時にAちゃんも会った子！」
「...はい...」
「あの子！分かる？」
「...はい...」
やっぱり神様は、ワルイコには優しくしてくれない
「あ...ちょっとLINEが...」
LINEなんて届いてないのに、スマホを出して
先輩に背中を向けて、必死で涙を我慢した。
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rei(プロフ) - メロさん» コメント、いつでも歓迎ですよー♪相葉さんにも手を出して(笑)もうガンガン手出ししちゃって下さい(笑)受験勉強のお邪魔にならない程度に息抜きとして★私もこんな高校生活を送りたかった...(過去形・笑) (2014年11月13日 14時) (
レス) id: 70a764d6f3 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - いきなりのｺﾒﾝﾄごめんなさい!reiｻﾝの書く二宮ｻﾝのお話を読み終えて､ついに相葉ｻﾝにも手を出し始めてしまいました…(笑)受験生で勉強の合間にｷｭﾝｷｭﾝしながら読んでます｡こんな高校生活送りたいなぁと思います!早く更新に追いつくよう頑張ります♪ (2014年10月30日 23時) (レス) id: f2bcf3bc2b (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - モチコさん» 私も高校生に戻って、相葉先輩みたいな格好良い先輩に恋したい！って毎回思いながら書いてます(笑)そんな先輩が居たら、学校楽しかっただろうなぁ...先輩、あんまり学校に居ないけど(笑)いつの間にか帰ってるけど(笑)大野先生は心のオアシス♪ (2014年8月20日 15時) (レス) id: 70a764d6f3 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - 雪月さん» 高校の頃の友達と嵐さんの話...出来ない(笑)私、高校の頃はそんなにミーハーじゃ無かったから友達もそんな感じの子ばっかり(^^;)何故私だけ立派なミーハーに育ったんだろう(笑) (2014年8月20日 15時) (レス) id: 70a764d6f3 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - せんさん» 大野先生、優しいんですよね。そんなに出番無いんですけど、出て来るとふんわり優しい空気感を作ってくれます♪桃のボディクリーム買われたんですね☆ホント、良い匂いですよねー！私もあの香りの香水を使ってます。もぎ立て！ (2014年8月20日 15時) (レス) id: 70a764d6f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rei
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=reika72
作成日時：2014年7月23日 14時
