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思いがけなく大勢の目撃者が入って来たことで、正気を取り戻したようだったが､シリウスはスネイプの後ろ姿を睨んでいた｡
｢やれやれ｣とでも語り合うように､私とハリーは目配せしては肩を竦める｡
アー｢一体､何があったんだ？｣
もう一度尋ねたおじさんの質問に息を弾ませてシリウスが答えた｡
シ｢アーサー､何でもない｡──── 昔の学友と､ちょっとした親しい会話さ｣
シリウスは微笑んだ｡相当努力したような笑い方で
シ｢それで────治ったのかい？そりゃあ、良かった。本当に良かった｣
食事の席でも無理やり双子の冗談に笑い声を上げるあたり､相当スネイプの言葉が刺さったようだ｡
そんなシリウスに私とハリーはかける言葉もなく､ただ食事にかぶりついた｡
そしてこっそりとスネイプとの課外授業をハーマイオニーとロンに聞かせた｡
ハー｢ダンブルドアは､貴方達がヴォルデモートの夢を見なくなるようにしたいんだわ｣
『多分ね』
ハ｢そんな夢、見なくても困ることはないでしょ？｣
ロ｢スネイプと課外授業だって？｣
そう言ったロンは驚き呆れ返ったような上擦った声を出す｡
ロ｢僕なら､悪夢の方がマシだ！｣
次の日になり､ホグワーツに帰る日がやってきた｡またあのガマガエルと会うことになるなんて､この世で1番の悪夢だ
ホグワーツに帰る手段は､どうやらナイト･バスのようで1人早く朝食を食べに行くと護衛のリーマスとトンクスが仲良く話していた
私が厨房に入った途端､ヒソヒソ話をピタリとやめてしまったが…
私は､ケラっと笑っては､皿の上にあったサンドイッチを1枚取っては､颯爽と厨房を出た｡
廊下で丸まっているトムを抱き上げ､無言でサンドイッチをチマチマと食べながら､空き部屋に入る｡
『慣れって怖いもんだね｡』
トム｢そうかもしれないね｣
適当に同意を示すトムを指で突っつきながら､サンドイッチを頬張るとじろりと私を見る
『そんなに見てもサンドイッチあげないよ』
トム｢要らないよ､それにしても食い意地が張ってる｣
そんな言葉を聞き流しては､またサンドイッチを頬張ると隣で呆れたような溜め息が聞こえてきた
トム｢さっさと夫に別れを告げてきなよ｣
少し苛立ちを含みながら､そう言ってくるのは何となく可愛いがそんなこと口に出せば､返り討ちされてしまうだろう
『ハイハイ､君に言われなくともするさ』
私は手をヒラヒラとさせて､ケラっと笑っては部屋を出て階段を駆け下りた
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
