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2人の姿が見えたと同時に､お互いの嫌悪感威圧感が私とハリーを襲ってくる｡
2人とも長テーブルに座っていたが､目を背けて反対方向を睨みつけていた
チラリとシリウスの方を見ると､キラリと結婚指輪やブレスレットを輝かせて、今にでも襲おうとするのを我慢していた
そんな彼の前には手紙が1枚広げられていた
重々しい雰囲気に耐えられなくなり､私は間抜けな声を出す｡
『あー、部屋間違ったかな｡きっとここは､厨房じゃないんだ｡うん､きっとそうだ｡失礼しましたぁ』
ハリーを連れて､厨房に背を向けると鋭い声が飛んでくる｡
ス｢ここが厨房だ｡さっさと入って椅子に座れ､ポッター､ブラック｣
『拒否権は────』
ス｢ある訳ない｡さっさとしろ｣
相変わらず､トゲトゲしくって頭がクラクラしそうだ｡
私が1つため息をついて歩き始めると吠える声が辺りを満たす｡
シ｢いいか､｣
椅子ごと反っくり返って､椅子を後ろの二本脚だけで支えながら､天井に向かって吠える｡
シ｢スネイプ｡ここで命令を出すのはご遠慮願いたいですな｡何しろ､私とAの家なのでね｣
スネイプの血の気のない顔に､険悪な赤みがサッと広がっていくのが分かった｡
それを横目に私は､悠々とシリウスの隣の席に腰を下ろした｡それはハリーも同じだ
3人でテーブル越しにスネイプを見つめた｡いや、1人は確実に睨んでいたが…
ス｢ポッター､ブラック｡私は君2人だけと会うはずだった｣
スネイプの口元は､お馴染みの嘲りで歪み始める｡
ス｢しかし､"Mr."ブラックが────｣
Mr.を強調する辺り､性格がひん曲がったんじゃないのかと思う｡いや､変わらないか
また1つため息を吐き出すと､隣にいる彼は威嚇するように一層大きな声で吠える
シ｢私は彼らの
ス｢私は、ダンブルドアの指示でここに来た｣
シリウスの吠える声とは反対に､段々と低くなるスネイプの声は｢不愉快｣という音が含まれていた｡
犬猿なのはよく分かってるが､仲間ならそこまでしなくとも…なんて思うが彼らにしか分からない過去だ
何とも言えないなぁとのんびりと考えてると､テーブルの下から暖かな彼の手が私の手に重ねる｡
優しく手の甲から包み込むようにして握る彼の手は､とても心を満たしてくれる｡
ス｢しかし､Mr.ブラック､良かったらどうぞ居てくれたまえ｡気持ちはわかる────関わっていたいわけだ｣
妙に耳につく声だ
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
