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ハリーside
厄介なことをしてくれた。
キスなんかしなきゃいいのに、ロジャーがお手本になって、まもなくチョウが僕もそれに負けないようにと期待するかもしれないんだから｡
顔が火照ってくるのを感じ、窓の外に目を向けた｡────そこには心底嫌な表情を浮かべているAがいた。
窓は曇っていてよく見えなかったが確かにAだと感じる｡
彼女の声までよく聞こえてくる｡
『嫌だよ！こんなとこ、胡散臭くて懲り懲りさ。まるでガマガエルの部屋みたいだ』
そんな声とは裏腹にAの腰より上ぐらいの大きな白い犬は、尻尾を振りながら引っ張っている｡
『しかもここは普通、恋人と来るところだよ。1匹の犬と1人の女の子が来たら変な目で見られるのは決まってるさ｡絶対に嫌だからね』
そう言いながら彼女は杖を一振してどこかへと遠のいていくのが見えた｡
チョ｢Aのこと？｣
そんな声が聞こえ、咄嗟にチョウの方を見ると少し複雑そうな表情を浮かべて僕を見つめた｡
チョウの顔を見つめざるを得なくなる瞬間を先延ばしにしようと、装飾の具合を調べるかのように天井を見上げた。
そんな僕を叱るかのように嫌味かと思うほど、キューピッドは紙吹雪を被せてきた｡
そうはしてもやっぱりチョウの質問を無視できず、少し言葉を詰まらせながら言った｡
ハ｢うん、小さい頃からずっといるから｣
少し言い訳のような言葉を加えて…
チョ｢そうよね。2人とも赤ちゃんの頃からいるんでしょ、そうなるのも普通だわ｣
複雑そうな表情はもう浮かべておらず、明るい声で言った彼女に内心ホッとする｡
しかし、どこか怒ってるような気もする｡
するとチョウから出た言葉は、アンブリッチのことだった｡
勿論、僕はその話題に飛びついたが長くも続くはずがなかった｡
とても楽しかったし、アンブリッチの批判を堪能した｡
再びの沈黙に僕はヒヤリとして、躍起になって話題を探した｡
ハ｢あー──── あのさ、お昼に僕と一緒に三本の箒に行かないか？そこで、ハーマイオニーと待ち合わせしてるんだ。Aも強制的に行かなきゃいけないようだし｣
そこまで言うと、チョウの眉毛がピクリと上がる。
チョ｢ハーマイオニー･グレンジャーと待ち合わせ？今日？Aも来る？｣
ハ｢うん。彼女にそう頼まれたから、そうしようかと思って。一緒に来る？来てもかまわないって、ハーマイオニーが言ってた｣
チョ｢あら、それはご親切に｣
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
