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ハリーside
列に並んで、フィルチ管理人のチェックを待ちながら、僕らは時々目が合って照れ笑いをしたが話しはしない｡
二人で外の清々しい空気に触れたとき、急にホッとした｡
互いにもじもじしながら突っ立っているよりは、黙って歩くほうが気楽で風のある爽やかな日だ｡
クィディッチ競技場を通り過ぎるとき、ロンとジニーが観客席の上端しすれすれに飛んでいる姿がちらりと見えた｡
僕も一緒に飛べないんだと思うと胸が締め付けられた。だけど、どうしてAは居ないんだろう？
どこかに行くようだったけど。
チョ｢飛べなくて、とっても寂しいのね？｣
振り返るとチョウは、優しい瞳で僕を見つめていた｡
ハ｢うん…そうなんだ。｣
チョ｢ねぇ、最初に私たちが対戦したときのこと、覚えてる？三年生のとき｣
｢ああ｣と言いながら僕はニヤリと口元に笑みをこぼした｡
ハ｢君は、僕のことをブロックしてばかりいた｣
チョ｢そう、それでウッドが紳士面するな、必要なら私を箒から叩き落とせって、あなたにそう言ったわ｣
懐かしむようにチョウは、可愛い笑みを浮かべた｡
チョ｢ウッドは、プライド・オブ・ポーツリーとかいうプロチームに入団したと聞いたけど、そうなの？｣
ハ｢いや、パドルミア・ユナイテッドだ。去年、ワールドカップのとき、ウッドに会ったよ｣
チョ｢あら、私もあそこであなたに会ったわ。覚えてる？ 同じキャンプ場だったわ。あの試合、ほんとに良かったわね？｣
クィディッチ・ワールドカップの話題が、馬車道を通って校門を出るまで続いた｡
こんなにもチョウと気軽に話せるなんて思いもしなかった。実際、Aや2人とも話す時のように簡単だ｡
自信がついて朗らかになってきたちょうどそのとき、スリザリンの女子生徒の大集団が二人を追い越して行った｡
そこにパンジー･パーキンソンもいた｡
パン｢うえー、チャン。あなた、趣味が悪いわね。少なくとも、ディゴリーはハンサムだったけど！｣
女子生徒たちは、わざとらしく喋ったり叫んだりしながら、足早やに通り過ぎた。
勿論、僕らは決まりの悪い思いになり黙り込んだ｡
もうクィディッチの話題も考えつかないし、チョウは少し顔を赤らめて下を見ている｡
ハ｢それで──どこ行きたい？｣
ホグズミードに入る手前で尋ねた。ハイストリートは生徒でいっぱいでぶらぶら歩いたり、ショーウィンドーをあちこち覗いたり、歩道で騒いだりしていた。
チョ｢あら────どこでもいいわ｣
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
