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そのネビルの努力を示したものは"盾の呪文"だった。私とハリーは、ネビルの習得の速さに驚いたし
何より、軽い呪文なら跳ね返すこともできたのだ。ネビルより速く習得したのはハーマイオニーぐらいだった｡
そんなネビルを見て私とハリーは少し愚痴を漏らした。閉心術の補習でネビルのように進歩を遂げられたらどれだけ嬉しいか…と。
私も閉心術の補習を受けた。ハリーの言うように精神的ダメージは凄く補習の度にクタクタだ｡
それにスネイプに心の中に入られるのとても癪で進歩などこれぽっちもない｡
しかし、私は心配してることがひとつ増えた｡
閉心術を学ぶまでは、額の傷が痛むといっても時々でたいていは夜だった。
ところがこの頃は、ほとんど絶え間なく痛みある時点で私とハリーの身体に起こっていることとは無関係に、頻繁に感情が揺れ動き、イライラしたり楽しくなったりする｡
そういうときには、必ず傷痕に激痛が走るのだ｡
なんだか徐々に、ヴォルデモートのちょっとした気分の揺れに波長を合わせるアンテナになっていくような気がして、ゾッとする｡
『痛っ。まただ…』
何とも言えない感情が私を襲っては、いつものように額の傷が火傷したように痛くなる。
毎晩のように神秘部の扉の前に立っては、渇望して目を覚ます繰り返しに飽き飽きするし、そろそろ限界だ｡
ハー｢大丈夫なの？2人とも｣
『大丈夫に見える？ハーマイオニー』
少し皮肉たっぷりに言うと｢よしてよ｣とハーマイオニーは、目を鋭くさせた｡
ハ｢スネイプとの練習のせいで、ひどくなってるんだ｣
ロ｢それはあるな。補習がある度に2人ともクタクタなんだから｣
ハ｢傷痕の痛みはもうたくさんだ。毎晩あの廊下を歩くのは、もううんざりしてきた──── あの扉が開いてくれたらなあ。扉を見つめて立っているのはもう嫌だ｣
私はゴシゴシと額を擦りながらハリーの声を聞き流していた｡
ハー｢冗談じゃないわ｣
鋭く切り込む声に私はじっとハーマイオニーを見つめた｡
ハー｢ダンブルドアは、2人に廊下の夢なんか見てほしくないのよ。そうじゃなきゃ、スネイプ先生に閉心術を教えるように頼んだりしないわ。貴方達もう少し一所懸命に練習しなきゃ｣
『────ちゃんとやってるよ』
私は少し苛立ったようにして声を上げた｡
『ハーマイオニーも1度やってみればいいよ──── スネイプ先生が頭の中に入り込もうとするんだ｡笑いぐさにもならない事ぐらい分かるでしょ？』
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
