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『無茶だよ。"悪魔の罠"が鉢植えになりすまして、病院に現われるなんて誰が予想できる？』
ロ｢言えてる。僕たちの責任じゃない。誰だか知らないけど、送って来たやつが悪いんだ！自分が何を買ったのかよく確かめもしないなんて、バカじゃないか？｣
｢まぁ！ロン、しっかりしてよ｣とハーマイオニーは身震いしながら言った｡
ハー｢これは殺人よ…しかも、巧妙な手口のね。鉢植えの贈り主が匿名だったら、誰が殺したかなんて、絶対わかりっこないでしょう？｣
確かにね。確かにそうだ────だけど私の頭の中は悪魔の罠のことでいっぱいではなかった｡
『ボード…ボード…』
聞いたことある名前の響き────どこか昔で聞いた覚えがある｡
私は新聞を取りマジマジとボードの顔を見た｡やっぱり見た事あるような気がする｡
ハ｢ボード…あっ！──僕とAはこの人に会ってるよ！｣
その声を聞いた私の中に記憶がフラッシュバックしてくる｡
尋問の日に、エレベーターで地下九階まで下りたときのことを思い出した。あのとき、アトリウムの階から乗り込んできた、土気色の顔の魔法使い｡
そして確かにアーサーおじさんが｢ボードに会わなくては｣と言っていた｡
『アーサーおじさんと一緒に、魔法省でボードを見たよ』
するとロンは何かに気づいたようにして｢あっ！｣と口を大きく開く｡
ロ｢僕、父さんが家でボードのことを話すのを聞いたことがある。"無言者"だって────"神秘部"に勤めてたんだ！｣
私達4人は一瞬にして顔を見合わせた。
ハーマイオニーが新聞を自分のほうに引き寄せてたたみ直し、一面の十人の脱走した死喰い人たちの写真を一瞬睨みつけたが、やがて勢いよく立ち上がる｡
『どこに行く気？』
私は少しびっくりした様子で片眉をあげて言うとハーマイオニーはそんなこと気にも止めず歩き出す｡
ハー｢手紙を出しに──── うーん、どうかわからないけど…でも、やってみる価値はあるわね。それに、私にしかできないことだわ｣
そんなハーマイオニーの後ろ姿を見つめて私達3人は不貞腐れた様な顔をした｡
ロ｢またこれだ、嫌な感じ｣
テーブルから立ち上がり、ハーマイオニーよりはゆっくりと大広間を出ながら、ロンがぶつくさ言った｡
ロ｢いったい何をやるつもりなのか、一度くらい教えてくれたっていいじゃないか？大した手間じゃないのにさ｡十秒もかからないのにさ。────やあ、ハグリッド！｣
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
