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ハーマイオニーは、十面を折り返して私とハリーとロンに手渡した｡
魔法省の役人であるブロデリック・ボード(49)が、鉢植え植物に首を絞められて、ベッドで死亡しているのが見つかった事件で、聖ムンゴ病院は、昨夜、徹底的な調査をすると発表した｡
現場に駆けつけた癒師たちは、ボード氏を蘇生させることはできなかった。 ボード氏は死の数週間前職場の事故で負傷し、入院中であった。
事故当時、ボード氏の病棟担当だった癒師のミリアム・ストラウトは、戒告処分となり昨日はコメントを得ることができなかった。しかし病院の広報担当官は次のような声明を発表した。
「聖ムンゴ病院は、ボード氏の死を心からお悔やみ申し上げます。この悲惨な事故が起こるまで、氏は順調に健康を回復してきていました。
我々は、病棟の飾りつけに関して、厳しい基準を定めておりますが、ストラウト癒師は、クリスマスの忙しさにボード氏のベッド脇のテーブルに置かれた植物の危険性を見落としたものと見られます。
ボード氏は、言語並びに運動能力が改善していたため、ストラウト癒師は、植物が無害なひらひら花ではなく、『悪魔の罠』の切り枝だったとは気づかず。
ボード氏自身が世話をするよう勧めました。植物は、快方に向かっていたボード氏が触れたとたん、たちまち氏を絞め殺したのでした。
「聖ムンゴ病院としては、この植物が病棟に持ち込まれたことについて、いまだに事態が解明できておらず、すべての魔法使い、魔女に対し、情報提供を呼び掛けています」────
ロ｢ボード────ボードか。どこかで聞いた事あるなぁ｣
そんなロンの呑気な声を余所に私は背中にナメクジのような気持ち悪い汗が流れ落ちていた｡
ハー｢私達、この人に会ってるわ｣
囁くようなハーマイオニーの声に私たちはゾクリと体を震わせる｡
ハー「聖ムンゴ病院で覚えてる？ロックハートの反対側のベッドで、横になったままで天井を見つめていたわ。それに"悪魔の罠"が届いた時、私たち目撃してる｡あの魔女が────あの癒師が────クリスマス・プレゼントだって言ってたわ」
ハリーがまたもう一度乱雑に新聞を取って、目を細めた｡
恐怖感が、苦い胆汁のように喉に込み上げてくる
ハ｢悪魔の罠だって気づかなかったんだろう？前に一度見てるのに────こんな事件、僕たちが防げたかもしれないのに｣
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
