332 ページ32
？｢ついに────やったぞ。Aを呼ばなくては｣
冷たく威圧感のある声の中に、私が出したような狂気的な笑い声が頭の中に響いてきた｡
じんわりと足に蛇が巻きついているような感覚がする。────苦しい
ガバッと体を起こしあげてはすぐに時計に目をやる｡まだ朝食に間に合う時間でハーマイオニーはもう居ない｡
体は汗でべっちょりして気持ち悪いしトムはどこかに行ってるしフォルは不機嫌そうに鳥籠の中にいた｡
そこで夕食をあげてないことに気づいたが、どうやらハーマイオニーが気を利かせて朝食をあげたようだった｡
『気持ち悪い…』
汗を拭いて、夢の内容で頭を悩ませてはのんびりと大広間へと歩き出す｡
些かホグワーツ中は、騒がしくって私は慌ただしく大広間に向かった｡
何か嫌な予感がして────この夢の内容の答えがあるような気がしてた｡
『3人とも！』
他の生徒や先生のことなどお構い無しに重い重い大広間の扉を両手で押し開けては、一直線にハリー達の所へ早歩きする｡
ロ｢A！大変だ────寝坊してる場合じゃないぞ｣
『こればっかりは言えてるね』
異様なみんなの焦りに私も少し焦りながらハーマイオニーの横に腰を下ろす｡
ハ｢Aは何があったのか知ってるの？｣
『まさか、知らないけど嫌な予感がする────それでどんな内容なのさ？』
私は3人を急かすようにして夢の秘密を紐解く鍵を探すとハーマイオニーが放心状態で日刊預言者新聞を渡してきた｡
その新聞を開くことも無くその夢の秘密がいとも簡単にわかった｡
一面に載っている十枚の白黒写真──── 魔法使い九人と十人目は魔女の写真だ｡
見たくなくても目の中に飛び込んでくるような人達で、その顔を見るだけで危機感を覚える｡
写真の人達は、何人かは黙って嘲けり笑いを浮かべていて、他は傲慢な表情で、写真の枠を指でトントン叩いているものもあり｡
一枚一枚に名前とアズカバン刑務所送りになった罪名が書かれていた。
面長で捻じ曲がった顔の、顔色のよくない魔法使いの名前で私を見上げては嘲笑っていた｡ギデオンならびにファビアン・プルウェットを惨殺した罪と書かれている｡
あばたのある脂っこい髪の魔法使いは、退屈そうに写真の縁に寄り掛かっていた。魔法省の秘密を"名前を呼んではいけないあの人"に漏洩した罪…
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
