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長い沈黙が続いたが､ロックハートの怒った声が沈黙を破った｡
ロッ｢ほら､せっかく練習して続け字のサインが書けるようになったのに！｣
クリーチャーが屋根裏部屋に潜んでいたことが､後になって分かった｡
シリウスが言うには､ブラック家の形見の品を探して､もっと自分の巣穴に持ち込もうとしていたに違いないと言うのだ｡
シリウスはその筋書きで満足していたが､私とハリーは早々満足も出来なかった｡
だって､どこかクリーチャーは前よりも機嫌が良すぎるのだ｡従順に命令に従うし…
そして､もっと嫌な予感をさせることがある｡それは1度や2度ではなく､何回も私とハリーを度々見ているのだ｡
それにどうしても勘が｢気をつけろ｣と訴えてくる｡
『ねぇ､トム』
トム｢なに？｣
つまらなそうに伸びるトムを見つめては､空っぽな声で言う
『クリーチャーを見張って』
トム｢どうして？｣
『色々､とね？』
これ以上､詮索するなと目を細めると｢はいはい｣という感じで､猫になりどこかへと向かう｡
なぜ､シリウスにこのことを言わないのか｡それは､クリスマスが終わって急激に元気を無くしているシリウスに言えるはずもない
ホグワーツへの出発の日が近付いて来るにつれ､シリウスはますます不機嫌になっていく｡
ハリー達に会えなくなるからだろう｡不機嫌なものの私の傍から離れようとせず､ずっーと着いてくる｡
私の隣にずっと居ては､手を繋いでくる｡不機嫌なのにおかしいなぁとのんびり笑うと私の顔を見つめる｡
シ｢寂しくないのか？A｣
どこか､私のシリウスに対する愛を確かめるような声で､色んなものを含んだ言い方をしてくる｡
『寂しいね､でも､まぁ仕方が無いのさ｡出来るなら､ずっと居たい』
シ｢───｣
不機嫌そうにまた顔を伏せてもう片方の手で､木のささくれをイジイジし出す｡
『私と会えるのは嬉しくないの？』
その後｢あっ｣と声が出てきてしまった｡無意識に零れ落ちた言葉はどうする事も出来ない
シ｢嬉しいに決まってる！君と逢えるのがどんなに幸せなことか！｣
私の心配を追い払うようにして､顔をグイッと寄せては灰色の瞳をキラキラと輝かせる
『私もだよ､シリウス｡今は我慢だよ』
シ｢私は待てが嫌いなんだ｣
『苦手じゃなくて？』
ケラケラと嬉しそうに私が笑うと､私よりも何十cmも高い彼は､ギューっと横抱きにして寄り添うようにして､体を暖めた
シ｢君が"待て"というのなら､幾らでも待つさ｣
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
