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ハリーside
次は､ハーマイオニーが医務室に横たわっていた｡石のように固く冷たくなっている｡
────百体余りのディメンターが暗い湖の畔りで僕とAに迫っていた｡そんな追われてる僕達は､必死になって走っている｡
改めて感じた｡いつでもどこでも､どんな時でも､必ずと言っていいほど､Aは僕のそばにいた｡
柔和な表情も凛とした声も､考えてることがバレてしまいそうになる瞳も､何故か分からないが懐かしく感じる｡
そんなことを思い起こしていると､チョウ・チャンが､ヤドリギの下で僕に近づいて来た｡
最早､目と鼻の先にチョウの可愛らしい顔が迫っていた｡ダメだ｡
ダメだ｡チョウの記憶がだんだん近づいて来ると、僕の頭の中で声がしだす。見せないぞ､見せるもんか｡これは秘密だ｡
その時､僕の膝は鋭い痛みを感じた｡すると､再びスネイプの研究室が目に入ってきた｡
僕は､床に膝をついている自分に気づき､先生の顔を見上げると先生は杖を下ろし、手首を揉んでいた｡
そして僕の隣にいたはずのAは､先生の隣に移動して､楽しげにそして面白そうに僕を見つめてる。
『やるね､ハリー』
にこやかに言うAは､どこか満足気で僕にはなんのことかさっぱりだ｡
そんな訳が分からないと顔に浮かべている僕に､Aは先生の手をちらりと見た｡
Aの視線の先に目をやると､先生の手は焦げたように赤く腫れたみみず腫れができている｡
僕､無意識に呪文を放ったんだ｡心の中を見られまいと呪文を放って守ったに違いない
ス｢"針刺しの呪文"をかけようとしたのか？｣
ハ｢いいえ｣
立ち上がりながら､苦しげに言うと先生は見下したような声で言う｡
ス｢違うだろうな────お前は､私を入り込ませすぎた｡制御を失った｣
鼻を｢ふん｣と鳴らして言うあたり、僕が放った呪文は差し障りがないらしい。
ハ｢先生は、僕が見たものを全部見たのですか？｣
ス｢断片的だが｣
そう言った先生の唇は、歪んだ。少し嘲るような意味を含んでるように
ス｢あれは、誰の犬だ？｣
ハ｢……マージ伯母さんです。｣
僕はボソリと言っては、先生を憎く感じた。
『何だって？マージ伯母さん？────ああ！あの犬に追いかけられた時のことか』
Aは表情筋豊かに多様に表情を変えては､ケラケラと思い出し笑いするように口を押さえて笑ってる｡
『覚えてたんだ』
大笑いしながらも、懐かしむようにAは口を押さえ、僕を見つめた
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
