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簡単に噛み砕いて言えば､スパイという仕事に支障が出るからこれを習えという訳だ｡
それに加えて､今後役立つし､ハリーにも心を閉じる術を学んでもらうのは校長にとって一石二鳥なんだろうな｡
理由は分からない｡だけど､心臓が早鐘を打ち始めてくる｡
ハ｢どうして､ダンブルドア校長はそれを止めさせたいんですか？蛇になったりするのは好きじゃないけど､役に立ったじゃありませんか？先生｣
至極真っ当な意見だ｡確かにハリーの言う通りで合理的な言葉だ｡
スネイプはそんなハリーの言葉に私とハリーをじっと指を唇に這わせながら､暫く見つめた｡
やがて口を開いたスネイプは､一言一言､言葉の重みを計るかのように考えながら話し出す｡
ス｢どうやら､ごく最近まで貴様らと闇の帝王との間の絆に気づいていなかったらしい｡しかし､貴様らがクリスマス直前に見た｡あの幻覚は────｣
『闇の帝王の思考が侵入したと言うんですか？』
私の言葉に話が早いと少しハリーからの質問に嫌気が差していたスネイプが頷いた｡
ハ｢待ってください｡僕らが共有しているのが、ヴォルデモートの考えなら、どうして蛇の目を通して見たんですか？｣
そんなスネイプの笑いにハリーは意に介さず､質問を続けた｡
まるで物事の核心に迫っていくようにハリーは､椅子から飛び出してしまいそうなほど前屈みになっている
ス｢────闇の帝王の名前を言うな！｣
語気を強められたその言葉は､嫌な空気を流し出しては､スネイプから吐き出されたまま辺りに漂う｡
嫌な沈黙の中で､ハリーとスネイプの仲は永遠に分かつことは無いだろうと思うぐらい
2人はペンシーブを挟んでは睨み合っている｡
ここにいる私の気にもなって欲しい｡こんな嫌な沈黙に耐えられる訳もなく私は､凛とした声で聞き出した｡
『それで？私とハリーが蛇の心に入り込んだのは､そこにあの人が居たと言うことですか？』
ス｢そうらしい｣
スネイプにしてはいつもよりとても冷たく､冷淡な口調で少しビクリと体を動かした｡
ハ｢どうしてそうだと分かるんですか？｣
ス｢────そうだと分かれば､それでいいのだ｣
低く唸るように言ったその声は､半ば強制的に質問を打ち切られたように感じる｡
ス｢重要なのは闇の帝王が貴様らの感情に入り込める可能性に気づいてしまったことだ｡そこで"閉心術"について話を戻す｣
スネイプは杖を取り出しては､自分のこめかみに杖を押し当てた
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
