317 ページ17
───
『聞いたって何を？』
そう問いかけながら席につくと､ハリーはローブの中から1枚のくっしゃくしゃな羊皮紙を1枚取り出した｡
『げぇっ』
私は羊皮紙を伸ばすとそこには時間割が書かれていた訳だが､今日の時間割を見ると午前中に魔法薬が2時限続いている｡
ブラック邸でシリウスと言い合ってたし､とばっちりで私まで嫌味と皮肉たっぷりな言葉を言われたし｡
一言言えば､また皮肉を言うであろう人の所へはなるべく行きたくない｡怒りが収まってるなら別だけど
『サボるのが1番いい』
ハ｢同感──｣
ハー｢ダメよ！｣
そんな私とハリーの言葉を遮ったのはいつもの通り彼女だ｡
ハー｢こんなのでサボってたら､アンブリッチに目をつけられかねないわ｡クリスマス休暇前のことだってあるし｣
『冗談じゃない､サボった方がマシだよ｡何しろアンブリッチが見張ってるのは知ってることでしょ』
そんなわけで意見が対立する私とハーマイオニーは､言い合いを繰り広げていたわけだ｡
しょうもないって思った？仕方がないんだ｡スネイプって本当に嫌味な奴なんだ｡
本当に嫌な奴な時もあれば､凄く優しい時もあるんだけど
ハー｢あんまり目立つべきじゃないわ｣
『目立つって…そうだ､皆でサボってしまえば目立つも目立たないもないよね？』
名案とばかりに頷きながら言う私に痺れを切らしたのかハーマイオニーは怒りで最高潮になった｡
向かい側に座っているハリーとロンは今さっきの顔とは違い､満面な笑みを押し殺していた｡
ス｢これまた朝から元気なようで｣
ニヤリと嫌な笑みを浮かべては､嫌味を一言吐いてくる｡この人に仲間意識というものはあるのか？
私はハーマイオニーに付けられたたんこぶを優しく撫でながら､スネイプを見上げた｡
大広間でハーマイオニーからタンコブを付けられては､嫌々ながらもハリー達を地下牢に待たせて教科書を持って向かっていたら､最悪にも彼に出会ってしまった
『嫌味な先生』
ス｢グリフィンドール５点減点｣
そうボソッと呟くだけで5点も減点されてしまうのだ｡仲間意識なんて元より持ち合わせてないらしい…
『職務乱用だ』
ス｢休暇明け､早々減点とはな｡やはりブラックは格が違う｣
まだシリウスとの喧嘩を引きずってるようだし､嫌な笑みを浮かべる辺り､私も幾らか敵視されてるようだ｡
彼の背中を見つめては､目一杯彼の背中に向けて､べぇーと舌を出しては地下牢へ向かった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
