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少し笑いも落ち着き､窓の外を眺める｡未だグラグラと揺れてはいるものの何とかその場に留まっていた｡
バスは雪深いホグズミードを走っている｡
脇道の奥に､私はちらりとホッグズ・ヘッドを見た｡イノシシの生首の看板が冬の風に揺れ、キーキー鳴っている｡
どうやらあそこは何も変わってないようだ｡(変な人が集まってるんだろう)
雪の結晶がフロントガラスに打ち付け始めた時､バスはやっとホグワーツの校門前で停車をした｡
ルーピンとトンクスが、バスから皆んなの荷物を降ろすのを手伝い、それから別れを告げるために下車する｡
DAさえなければ､私とハリーは､こんな孤独と化した場所に戻ってくることなんて無かっただろう｡
欲を言えば､こんな場所に戻ってくるぐらいなら､このホグワーツにある本を全て読んでしまいたい｡
これから先に役立つことだってあるだろうし────
ハ｢A､行くよ｣
ハッと我に返って目を大きく開くとハリーの淡い緑の瞳がすぐそこにあった｡
どうやら考え込み過ぎて､私1人置いていかれてたようだ｡
『ごめん､今行くよ』
髪の毛についた雪を乱雑払っては､バスの方にちらりと目を向けた｡
乗客全員が三階全部の窓に鼻をぺったり押しつけるようにして､私とハリーの方をじっと見下ろしている｡
そんな３階から1階へと視線を下ろすと､スタンがフッと笑いながら短く手を振った｡
『またね！スタン』
スタ｢アリーとネビルの妹も元気でな｣
訛ってるが確かに聞き取れる名前に私は苦笑しながら､大きく手を振った
『私の名前はA･ブラックだよ』
ハリーと共にトンクス達の所に向かいながらも大きい声を出して､スタンに声かける｡
スタ｢あんだって？｣
『私の名前は！ブラックだよ』
確かに聞き取れたのかスタンは､遠くなりながらも手を振り続けていた｡バスが見えなくなる頃には､トンクス一行にぶつかってしまったのは言うまでもない｡
ト｢いい新学期をね、オッケー｣
私はぶつけた額を撫でながら､ケラっと笑いながら頷いた｡
リー｢いい？みんな､体には気をつけてね｣
リーマスが皆んなとひと渡り握手して、最後に私とハリーの所へとやってくる
こんな時は大抵､私とハリーに秘密の話があることは薄々ながらも勘で予想がつく
それに私とハリーは､｢まただ､まただ｣とちらりと目配せしては､ニヤリと口角をあげた
そんな私とハリーの勘は見事に的中した
────して欲しくはなかったが…
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
