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｢はぁ｣と笑いながらため息をついたシリウスの声が聞こえ､私は一層ケラケラと笑った｡
｢また逢えるなんか分からない｣きっと私とシリウスの心の奥底にそんな想いがある
今こんな状況だし､私はあいつの二重スパイとなったし…いつ殺されたっておかしくない状況だ｡
お互い口にしなくとも理解はしてる。背中合わせの危険だってことも
彼が居なくなってしまった世界に私が何かを成すことができるだろうか？
名残惜しいながらも私は彼の指を優しく絡めた
目の前で大きく手を振るハリーが眩しい
ハ｢A､君が居ないもんだから､皆が探してたんだ｡もう出発する時間だよ｣
少し咎めるように言うハリーに笑うともっと険しい顔をしてくる
『そう睨まないでよ｡"私とシリウス"の屋敷に別れを告げたもんだから』
ニヤリと笑って言うと｢全く､Aったら｣とハリーはフッと笑い､シリウスは嬉しそうに私の肩を組んだ｡
重い鎖と閂の掛かった玄関扉の前で、ウィーズリー家とシリウスに囲まれながらお別れの言葉を交わしていく｡
モリ｢さようなら､ハリー､A｡元気でね｣
涙を拭いながら暖かな愛情を注いでくれるおばさんに胸を打たれる
アー｢それじゃ､2人とも｡私の為に､蛇を見張っていておくれ｣
朗らかな調子で笑い事のように話すおじさんの陽気さに私とハリーは目を合わせて困ったように笑った
ハ｢はい､分かりました｣
そういうとハリーは途端に顔を少し険しくさせる｡その微妙な変化に少し私は違和感を覚える｡
シ｢それじゃあ､ハリー､元気でな｣
シリウスは､ハリーが口を動かそうとする直前にぶっきらぼうそう言っては､片腕でハリーを抱きしめた
一瞬だったが､何だか二人の間には溝のような何かがあるような気がする
ハリーもただ頷くばかりでよく分からない
ハリーが颯爽と屋敷を出るが私だけ､以前と屋敷の中に留まり､ウィーズリー家とシリウスをぐるりと眺めた
『お別れの言葉はないの？シリウス』
シ｢君にはお別れの言葉など必要ないだろう？A｣
大人の色気を存分に出しながら､ニヤリと笑い私の目を見つめてくる彼には本当に敵わない
モリ｢早くしなきゃいけませんよ｣
そう口酸っぱく言っては､おじさんを連れてどこかに行く辺り､おばさんもできる人だなぁとしみじみする｡
『ねぇシリウス』
シ｢どうした？A｣
『ちゃんと連絡取ろうね』
シ｢ああ｣
『逢いに来てくれる？』
シ｢ああ､勿論｣
私は離れ難く言葉を繰り返す
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おにぎり食べたい(プロフ) - Kaitlynさん» 好きと言っていただけてとても嬉しい限りです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします (2020年7月26日 22時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！これからも精進していきます (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - この作品、とっても好きです！いつも楽しませていただいています！更新無理せず頑張ってください！ (2020年6月15日 10時) (レス) id: 69a5a743e4 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 頑張って下さい! (2020年6月14日 21時) (レス) id: 5a429e5578 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年6月14日 19時
