額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ8)

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だけど今年は対抗試合があるからそんなことしなくて良かった｡

5月の最後の週にマクゴナガル先生が変身術の授業の後で私とハリーを呼び止めた｡

マ｢今夜の9時にクィディッチ競技場に行くのです｡そこでバクマンさんが第3課題の内容を説明してくれます｣

私とハリーは夜の8時半になるとロンとハーマイオニーに別れを告げて階段を降りて玄関ホールを横切るとセドリックが来た

ハ｢今度はどんなのだと思う？｣

セド｢フラーが地下トンネルのことばかり話すんだ｡宝探しや何やらやらされると思ってるんだよ｣

『それならいいよ｡二フラーにでも探させればいいさ』

私達はそんな談笑を交わしながら､暗い芝生をクィディッチ競技場へと歩き、スタンドのあいだを通ってグラウンドへと出た

セド｢一体どうしたんだ？｣

セドリックは憤慨したように言った｡そりゃそうだグラウンドには生垣みたいなのが張り巡らされていたのだから

「よう、よう」とバグマンの声が聞こえて、私達はそちらに向かった。フラーは第2課題で妹を助けたこともあり､私とハリーには優しくなっていた

バグ「試合が終わったら、ピッチは元通りにして返すよ！さて、ここに何が出来るか想像できるかね？」

少しの間があって、私と丁度向かいにいたクラムが唸るように言った

クラ「迷路」

バグ「その通り！迷路の中心に優勝杯が置かれるんだ！」

フ「迷路をはやくぬけるだけですか？」

バグ「障害物がある」

私とハリーは顔を見合わせた

バグ「迷路に入るのは現在の順位の順だ。質問がなければもう城に戻るとするが、いいかね？」

皆はちらちらと周りを見ながら頷いた。よし！と彼が言って、私達は散り散りになった

セド「最後のルールは明快でいいね。お互い頑張ろう」

『勿論だよ！頑張ろう』

そうセドリックと話し別れを告げると入れ替わるようにしてクラムが私とハリーに話しかけてきた

クラ｢君達に話があるんだ｣

私とハリーはその言葉に顔を見合わせてクラムの後を付いて行った｡すると誰もいないところに行くとクラムは言い出した

クラ「ハーミィオゥンニニーがハリーのガールフレンドじゃないのは本当？」

私は目を丸くしてハリーを見た。言ってやってよというように彼を顎で指すハリー。

『ああ勿論だよ。本当さ』

そういうとクラムは幾らか気が晴れたような顔をして続けた

クラ｢君達は飛ぶのが上手いな｣

あの国際的に有名なクラムに褒められるなんて思ってもみなかった