額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ35)

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シリウス side

ホグワーツの3人以外は､全力を尽くした結果脱落となっていた｡私の願いはAとハリーに勝って欲しい事だがホグワーツを応援していた

私達は優勝杯を持って出てくるのを待ち､ロンやハーマイオニーと話をしたりしていた

するとペンダントから聞こえるはずのない声が聞こえてきた

『シリウス＿＿＿シリウス』

私は目を丸くした､確かにAの声だ｡しかも課題中に呼びかけてくるなんて何かがあったに違いない

私は直ぐにペンダントから顔を覗かせた

Aの表情は暗くてよく見えなかったが顔にかすり傷をおっていたのは確かだった

シ｢どうしたA｣

そう聞くと彼女は不安をぶちまけた｡優勝杯が移動キーになって飛ばされたことを聞いた

シ｢移動キー!?A早くそこから逃げるんだ｡優勝杯が移動キーになってるなんて有り得ない｡A､急ぐんだ｣

そうだ優勝杯が移動キーになるなんてことは無い｡きっと誰かがハリーやもう1人の代表選手とAをおびき出したに違いない

A達が死ぬ危険性がある｡私はそう思うとたまらなく耳の奥で脈打つ音が響いた

これを隣にいるロンやハーマイオニーに伝えることが出来ない｡パニックを引き起こすかもしれないし何よりペンダントを使ってたなんてバレたら大変だ

私はそう言ってる中､ペンダントからハリーの声が聞こえた

ハ｢誰か来る､Aも感じるでしょ?｣

『確かに』

2人の真剣な声が頭の中に響いた｡まずい…死んでしまうかもしれない｡バレないようにペンダントから呼びかけた

だがしかし数秒のうちにしてハリーとAの叫び声が聞こえた

ペンダントから少し見えるAは激しい痛みに襲われたかのようにして額の傷を押さえていた

そしてそんなことを心配している暇を与えることなく冷たく凍てつくような声が聞こえた

？｢余計なやつは殺せ！｣

その声に反応するかのようにして誰かが呪文を言い放った｡それは確かに聞き間違いなんかじゃなかった

？｢＿＿＿＿＿＿アバダ･ケタブラ(息絶えよ)｣

そう聞こえたと同時にペンダントは蓋をされた｡

シ｢嘘だ＿＿＿そんなA達が…｣

ロ｢どうしたんだよシリウス?｣

ハー｢えぇ顔色が悪いわよ｣

私はロンとハーマイオニーの声でさえも耳の中に入ってこなかった

もし2人が死んでしまえば私はどうなるのだろうか｡あぁもっとAと長い時間いるべきだった｡

もっと愛を囁くべきだった

あぁ死なないでくれA､ハリー