【ヒロアカ】雪の結晶爆豪勝己 (ページ22)

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｢…ふぅ……｣

そう言って勉強していた手を止めた。

全く集中ができない。

数学の公式を覚えようとしても、英語の単語を覚えようとしても、あの爆豪くんの顔が頭から離れないのだ。

あんな顔もするんだな…

すごくやんちゃそうな笑顔だった。

すごく楽しそうな笑顔だった。

あんな顔を見せられたらもう…

自然と熱を持った顔をパタパタと扇いだ。

ピロンッ
メッセージが届いたよッ

誰だろ。
勉強にも集中してなかったし、スマホ触っちゃえと思いベットの上に投げていたスマホを手に取り画面に目を落とすと思いがけない人の名前がそこには映し出されていた。

“爆豪勝己が友達追加しました”

“もう体大丈夫なんか”

もうなんなんだ。

こんなのもう…

今日はこの人の意外性なところばかり見つけてしまう。
今日1日爆豪くんのことしか考えきれてない。
爆豪くんのことを考えると何も手につかない。
爆豪くんのことを考えると顔が赤くなって暑くなる。

もうそうじゃん。

分かってる。

ちゃんと分かってるんだ

これが恋だって言うことを。