【ヒロアカ】雪の結晶爆豪勝己 (ページ13)

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個性把握テストが終わり、更衣室で着替えを済ませ教室に戻るため長い廊下を一人で歩いていた。

｢…おい｣

後ろからあの声が聞こえた。
振り返り姿を確認するとやっぱりあの怖い人。

『…なに？暴言の人…』

｢あぁ゛？！俺はそんな名前じゃねぇよ！爆豪勝己つー名前があるわボケ！｣

呆れた。自分が変なあだ名をつけておいて…

『じゃあ私も霜月Aって言う名前があるわ』

｢霜月…てめぇに聞きたいことがある｣

『なに…？』

｢てめぇの個性

父親と同じ個性か？｣

えっ…

体が金縛りにあったように動かなくなった。
呼吸がだんだん早くなる。
冷や汗もでてきた。

逃げ出したい。

｢…霜月つー苗字と、テストん時個性見てそうじゃねぇかっておもった｣

『……そうだけど』

｢じゃあてめぇの親父、プロヒー…『やめてっ！』｣

自分でも信じられないぐらい大きな声が出て廊下に響いた。

爆豪くんの瞳が大きく開く。

『…ごめん』

そう言って私は金縛りにあったかのような重い体を無理して動かし走って爆豪くんの前から逃げ出した。