何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ7)

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六度目ページ7

…

『今は何時でしょうか？』

「午後の2時です。」

『東京都立呪術専門学校て聞いた事ありますか？』

「と、うきょう、せん、ん？え？す、すみませんちょっとわかりません」

『え〜と、では東京という地名を聞いた事は…？』

「？いや、すみません無いですね」

『…あー……じゃあ、今は平成何年ですか？』

「へーせい？なんですかそれ？」

『日本て国知ってます？』

「いえ、知らないですね」

『……あー、なるほどそうですか…、ハハッ…』

「？？？？？」

彼に質問をして返ってきた事をまとめると、まずここは日本ではないらしい。「火の国」という私の知っている世界地図には存在していない国だそうだ。

その他にも彼が口にした事から、非現実的だが、もしかすると私は別の次元、或いは星にでも来てしまったのではないかと仮説を立てざるおえなかった。

『これはまずいことになったな…』

もしこの仮説が本当なら、本気でやばいと思うと本日何度目かわからないがまた頭を抱えた。

「あの、幾つかの質問を受けていて感じたのですが、あなたはもしかして他里の者ですか？」

『他里？、てことは他にも里が幾つかあるんですか？』

彼からの質問につい質問で返すと少し怪訝な表情を浮かべたが「はい」と答えてくれた。

ここ以外にも里があるとすると、一体幾つぐらいあるんだろうか、そんな事を考えていると男性がゆっくり片手を上げてきたので首を傾げると「提案があるのですが」と彼はそのまま言葉を続ける。

「火影様に会いに行きませんか？」

『…ほかげサマ？ですか？』

男性は私の反応をみて何かを考える仕草をしたあと一度頷くと、再度口を開く

「木の葉の里で1番偉いお方です。火影様ならもしかしたらあなたの悩みを解決して下さるかもしれません。今時間は火影室にいらっしゃると思うので、一緒に行ってみませんか？」

そう言われどうしようか少し悩んだが、せっかく提案してくれたので、私は彼の提案に乗りホカゲサマという人に会いに行く事にした。