何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ46)

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四十五度目ページ46

カカシside

オレ達は朝食を食べて、洗い物を終えると火影様の所、即ちアカデミーへ行くべく家を後にした。

そして今はミヅキと並んで歩いているのだが、オレたちの横を通り過ぎて行く男の殆どがミヅキを見て顔を赤くするか、鼻の下を伸ばしているのだが、当の本人は全く気にしていない様子でオレに笑顔で話しかけてきていた。

オレはため息を吐きながら、ヒールを履いているせいで殆ど同じ身長になってしまったミヅキと視線を合わせるため横を見た。

「ねぇ、ミヅキ。元々身長高いのにヒール履く必要あるの？」

『あー、これ？別に私はヒールじゃなくてもいんだけどさ、なんか私の仕事着作ってくれてる人にゴリ押しされて履いてるの』

そう言うミヅキにオレは「ふ〜ん」と言うと未だにミヅキの事をジロジロと見てくる男共に牽制するため、彼女の腰を抱き寄せると驚いたのか此方に視線を向け言葉をかけてきた

『ん？カカシくん？急にどーしたの』

「んー？なんとなくこうしたいなって、ダメ？」

オレがそう言うと数回瞬きをしたミヅキはすぐに『ハハッ』と楽しげに笑うと彼女は同じ様に腰に腕を回して来た。

「なーに、ミヅキも案外ノリノリ？」

『まーね、あんまりジロジロ見られるの好きじゃないし。てかカカシくんモテるのね、先から女の子からの視線が痛いよ』

そう言うミヅキになんだ気付いていたのかと思いながらも2人して何事もないかの様に歩みを進めていった。