何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ25)

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二十四度目ページ25

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『あー帰りたい〜。カカシくんとサクモさんに会いたーい癒されたぁーい』

呪術界よりはまだましだが、それでも十分人使いの荒いこの忍の世界に、森を高速で移動しながら文句を垂らす。

「しょうがないじゃろう。人手不足なんだからのぅ」

『いやでも聞いて自来也さん。私呪術師。忍者じゃないからチャクラとか無いし、自来也さんとかが使ってる忍術ってやつ使えないの。なのに忍者の任務やらせるってこの里正気？大丈夫？』

私が任務に出る様になってから毎回思っている事を今回一緒に任務に行くことになった、白い長い髪に油の文字が入っている額当てをしている自来也さんに問いかけるが、自来也さんは一度ため息を零し言葉を続ける。

｢まぁまぁ、そうカッカッするな。その綺麗な顔にシワができるぞ。…にしてもミヅキお前、本当に別嬪じゃのぅ。スタイルも満点じゃ！ガハハハッ』

『おいイヤらしい目で見るじゃねぇこのドスケベ野郎が。それだから綱手さんに嫌われるんですよ』

家に帰れないストレスとあまりにも鼻の下を伸ばして胸やら尻をジロジロと見られる事に嫌気がさし、つい言葉に棘が混じる。

「なんじゃミヅキ。機嫌が悪いのぅ」

『そうですね、圧倒的に癒しが足りていないのでしょうがないです。カカシくんに会ったら回復するから先帰ってもいいですか？』

自来也さんはそんな私を横目に見るとまた盛大な溜息を吐くと後頭部をガシガシと掻く。

「お前は本当にカカシが好きじゃのぅ。あのサクモの息子だというのにあんの愛想の無さ…。あんなガキのどこがそんなに良いのかワシにはわからんわ！」

『いやその不愛想なところもカカシくんの魅力だろうが、分かれよ』

カカシくんの可愛さを理解出来ないという自来也さんに真顔で言葉を続けると自来也さんに蔑む様な視線を向けられた。

「…そんな真面目な顔で言われるとちと引くのぅ…」

『引くなよ！！』

「うぉっと。危ない奴じゃのぅ…」

引いたと言って自分の肩を抱いている自来也様にイラッとし、支給された手裏剣を投げつけてみるが簡単に躱されてしまうと『チッ』と舌打ちをうった。