何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ24)

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二十三度目ページ24

…

2ヶ月後——————

『はぁ…私、忍者じゃないんですけど……』

あのカカシくんと散歩をした日から早くも2ヶ月が経った頃。私は未だに元の世界に帰る方法を見つけられず、なぜか木の葉の里の忍として働かされる様になっていた。

『はぁーめんどくさい〜』

「いや、今回の任務お前が頼りなんだからな。てかあとちょっとで終わるから、頼むぞほんとに」

そう話しかけてくる仲間の忍に、いや忍初めて1ヶ月の奴を頼りにするなよ、と呆れ溜息を吐いた。

今は里のお偉いさんだというお爺ちゃんの護衛任務中なのだが、このお爺ちゃん相当嫌われてるらしく、他里の忍がひっきりなしに暗殺を仕掛けてきていた。

私は面倒くさいので怪しいと思った奴は視界に入った瞬間に地面に埋めていった。

そんなこんなで今回も無事任務が完了した為、時空間操術を発動すると仲間の忍を置いて1人一瞬で帰宅する。

なぜこうなったかと言うと、

約1ヶ月ほど前ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

私はいつもと同じく日課の散歩をしていると、見慣れないマークの額当てをした男2人が4歳ぐらいの女の子を無理矢理連れ去ろうとしている所に偶然鉢合わせてしまい、つい術式を使って女の子を助けた所を偶然猿ちゃんに見られていたみたいで、即戦力になるからと急遽忍のお仕事をさせられるようになってしまったのだった。

最初は私もDランクの任務から始めたのだが、今では任される任務のほとんどがA、Sランクの任務になっていた。

最初の1週間は他の忍達に、忍者でも無い奴が役に立つわけないだろう、と大いになめられていた。

それに、サクモさんのお家でお世話になっていると言う事が何処からか広まり、サクモさんのファンであるくノ一達から虐めに近い事をされた事も何度かあった。

しかし、そういう奴らは実力で捩じ伏せていき、今ではなめるどころかミヅキが任務に同行することを皆喜ぶ様になっていたのだった。

そうしてミヅキの忍としての評価がぐんぐんと上がるにつれ、任務が段々と忙しくなると家に帰れない日も多くなっていた。