何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ3)

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二度目ページ3

…

「ふぅー…。これで全部か」

１つ息を吐き、術式で集めた呪霊達に目をやると、数十体もの呪霊があまりの圧のに耐え切れずに個々の原型を留められず、気色の悪い色をした大きな塊と化していた。

「んー、さくっと終わらすぞ〜」

怠そうに呟いた直後、右の掌をパッと広げ呪霊の塊に向けるとすぐにグッと拳を握ったその刹那…

「ドパアアアアアアアアアッンッッ！！！」

目の前にあった呪霊の塊がとてつもない圧力に耐え切れず液体や肉片が四方八方に弾け飛んだ。

『げっ、服汚れたよ最悪〜』

汚れた服の裾を摘みうわぁ〜、と眉間に皺を作る。
「まー洗濯すればいーしいっか」と溜息混じりに呟くと、任務が終わった為佐藤さんの所に戻ることにした。

『おーい。お待たせー、終わったよー』

「ミヅキさん！お疲れ様です！いやぁ〜相変わらず仕事が早いですね！」

『んー、そうかな？普通じゃない？』

そう佐藤さんと雑談をしながら車に乗り込むと廃ビルを後にした。

高専に着き佐藤さんと軽く挨拶を交わし車を降りると自分の寮の部屋に直行する。

部屋で手を洗い、服を脱ぎ洗濯機に詰め込むとその流れで風呂場でシャワーを浴びた。

風呂から上がり部屋着に着替えると、歯を磨き、髪を乾かしてから、ベッドの横にある充電器をスマホに挿し込みアラームを７時にセットする。

部屋の電気を消して、やっと念願のベッドに潜り込むと私は一瞬で眠りに落ちた。