何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ19)

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十八度目ページ19

…

「っ！父さんこれ美味しいね」

「っ！！本当だ美味しい！」

そう黙々と食べ進める2人を微笑ましく思いながら、自分も箸をすすめた。

｢｢ご馳走様でした｣｣

『はーい、お粗末様でした』

「ミヅキさん料理お上手なんですね！凄く美味しかったです！！」

『ハハッ、そう言ってもらえて良かったです』

そう2人で話していると、サクモさんの後ろの方にカカシくんがお皿を台所に運んで行くのが見えた。

『あ、カカシくんお皿そのまま置いといて良いよ。まとめて洗っちゃうから、お父さんと一緒に先お風呂入っといで』

カカシくんにそういうと、全力で首を横に振るサクモさん。

「いやご飯も作ってもらったし、洗い物は私達でするので、ミヅキさんお先に行ってきてください」

『いや2人が先入って来てくださいよ。外で修行して来て汗かいたでしょう？それに結構転んだみたいだし、ね、カカシくん』

膝汚れてるよ、と笑いながらそう言うとカカシくんは自分の膝を見て「あ、」と声を漏らした。

それでも渋るサクモさんとカカシくんにため息を吐くと、『ほら早く行った行った』と2人の背中を押し脱衣所に押し込むとドアをピシャンッと閉めた。

2人が脱衣所から風呂場に移ったのを音で確認すると台所に戻り食器を片し終えると、居間に戻って一息着く事にした。

居間の床に胡座をかくと溜息を吐く。やる事が無くなると、頭に浮かぶのは今日起きた不思議な現象のことで、原因はなんだとか色々考えていると自然と眉間に皺が寄って行く。

猿ちゃんやサクモさんはありがたい事に出来ることは協力すると言ってくれた。しかし、もし今回のこれが呪霊絡みだった場合、2人の手を借りる事は出来ない。

そんな難しいことばかり考えていると自然とため息が出てくるが、もうなる様にしかならん、と気持ちを切り替えるとそのまま後ろに倒れこみ背中を床に預け目を閉じた。