何度目かの再会【はたけカカシ】 (ページ14)

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十三度目ページ14

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「しかし、そうなるとミヅキがここにいる間の事を考えんといけんのぅ。まず家じゃが、困った事に今はどこも空いていなくてな。どうしたもんか…」

火影様が眉間に皺を寄せていると、今まで黙っていたサクモさんがスッと手を上げ言葉を続けた。

「あの、もし私の家でよければ息子と二人暮らしですし、部屋も空いてるので、ミヅキさんさえ良ければですけど、どうですか？…」

『え、まじですか？』

「はい、まじですよ。それにカカシもミヅキさんとならすぐ仲良くなれると思いますし！」

『すみませんありがとうございます。カカシくんとすぐに仲良くなれるかはわからないですけど、仲良くできる様頑張ります』

笑ってそう言うサクモさんに微笑すると頭を下げた。

『すみません火影様、長々と話しちゃって』

苦笑しながら火影様に話しかけると、視線が合い微笑まれる。

「いや構わんよ、そう気にするな。今日からミヅキ、お主も木の葉の里の者になると言う事はもうワシの家族同然じゃ。遠慮せず何かあったらいつでも来なさい」

『ありがとうございます火影様。あ、一つ気になってたんですけど、火影様って火影様っていう名前なんですか？』

私が火影様にそう聞くと、火影様は首を横に振ると言葉を続けた。

「いや違うのぅ、火影は簡単に言えば役職じゃ。ワシの名は猿飛ヒルゼンという」

『へー、火影は名前じゃなかったのか。そしたら…、猿飛ヒルゼン…猿ちゃん？、ヒルちゃん？かな？』

そう真面目な顔で火影様のあだ名候補を口に出すとサクモさんが「えっ！？」と驚いて私と火影様を交互に見ていたが、当の火影様はというと、一瞬ポカーンと口を開けて放心していたが突然「ガハハッ」と笑いだした。

「呼び方はなんでも構わん。ミヅキ、お前の好きに呼ぶと良いじゃろう」

笑いながらそう言った火影様に、私はそしたら遠慮なくとあだ名を考え始める

『んー、じゃ、猿ちゃんで！これからよろしく猿ちゃん』

そういい握手を求めると、猿ちゃんは「うむ」と言って手を握り返してくれた。