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第7話 ページ9





「とりあえず服は母さんの使うとして…明日は自室で待機だな。」

「はぁ…せっかく元に戻れたのに。」



新一くんの言葉に分かっていたけど落胆する。だってだって、せっかく元に戻れたんだからFBIの皆に会いにいくとか、親友と遊ぶとか、1人ショッピングをするとか、世の女性なら皆やりたいでしょ?


いいよね…ショッピング。服も有希子さんに借りてばっかりじゃ申し訳ないし、好きなブランドの新作買うついでになんかラフなの買おうかなぁって思うけど、残念ながら新一くんと哀ちゃんが許してくれないんだもん。



「たまにはいいじゃない。変装するから…」

「ダメだよ。奴らに見つかったからどうするの?」

「私は生き霊ですって言う。」

「いや無理がある。」



なんでだ。行けるさ、たぶん。大丈夫さ、たぶん。今の時代そんなこと起きても可笑しくないさ、うん。



「…あっ、じゃあ地縛霊は…」

「部屋で待機。」

「…」

「返事は?」

「…うっす、」



新一くんの威圧的な言葉に負けた。かっこいい可愛い好き。でも怖いからその目やめて欲しい。あとため息ついて以下にも呆れてますって感じ出すのもやめて欲しい、悲しい。

でもそう言うところも好き。私もこんな弟欲しかった。新一くんには言えないけど。



なんでかって?そりゃあ言ったらまた呆れた顔されて無視されるのが目に見えてるからです。

私の新一くん法則は、可愛い!正義→怖い!正義→無視…無敵。みたいなもんです。

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作者名:ロゼ | 作成日時:2019年6月17日 22時

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