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第31話 ページ37




有希子さんに会ったのは、私が新一くん達の説得に失敗して公園にでも日向ぼっこに行こうと家を出てすぐのことだった。


後ろから名前を呼ばれて誰かと思い振り向けばツバの広いハット、所謂女優帽子を被った有希子さんがそこにはいて「久しぶりぃ!」とギュッと私を抱きしめたのだ。


突然の登場に最初は戸惑いどうしてこんな所にいるのかと聞けば自宅に洋服を取りに来たんだとか。肩に掛けていた大きめのショルダーバックがそれを何より物語っていたのでそれ以上深くは聞かなかった。



「新一くんに会って行きます?今博士の家でくつろいでますよ。」

「そうねぇ〜でもその前に久しぶりにAちゃんとお話したいわぁ〜時間あるかしら?」



パチンとウインクして口元に人差し指を立てると「たまには大人の女同士で」と言った有希子さんに私は思わず見惚れてしまい、二つ返事をして、有希子さんおすすめのカフェで一緒にお茶することになったのだった

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作者名:ロゼ | 作成日時:2019年6月17日 22時

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