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第21話 ページ25






「大体2人とも毎度毎度無茶しすぎなのよ!肝心なことは言わないし聞かないし!

事件の度に私と博士がどれだけ頭を悩ませてると思ってるの!?」



ぐさぐさぐさっ。
哀ちゃんの口から次々と矢が飛び出しては私と新一くんの心に刺さる。

痛い、心が痛い…。



「…んだよ、お前だって無茶するじゃねぇーか」



ボソリと呟いたつもりだと思うけど君、めちゃくちゃ聞こえてますよ。てか何言い返してんだ!状況が悪化してしまうじゃないか!!



「…あなた、いい加減にしないと本当に怒るわよ」



ほらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

激おこだよ?!哀ちゃんかつてないほど激おこ!!!ただでさえ事件に巻き込まれて苛立ってたのに!





「新一くん、早く謝った方がーーーーーー
…し、新一くん??」


え、ちょっと?さっきまでの異性の良さはどこに行っちゃったの?!

怖いの!?哀ちゃん怖いの!?言い返したこと今更後悔してるの!?だから青い顔して固まってるの!?




「あ、哀ちゃん。新一くんがごめんなさいって言ってるよ…」

「口が動いていないということは腹話術でも使えるようになったのかしら?」

「いや、もう凄い…心で精一杯の謝罪を述べてる」






うん…えっと、とりま新一くん、ドンマイ。

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作者名:ロゼ | 作成日時:2019年6月17日 22時

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