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仕用人「Aちゃん!お父さんが!」
慌てて私の元に走って来たのは、母と同じ厨房で働いていたおばさんだった。
仕用人「ジャッジ様に呼ばれて行った!」
私の手を引き、ジャッジ様と父がいると思われる部屋へ連れてきた。
静かにして、扉の向こうの話し声を聞いていると、聞こえてきたのはジャッジ様の声。おそらく父もいるだろう。
ジャッジ「お前にはがっかりだよ。」
父「申し訳ございません!!!」
初めて聞いた父の怯えた声。何があったのだろう。
仕用人「Aちゃんのお母さんが亡くなって、お父さんが落ち込んで掃除をしてる時、ある王国から奪った宝を割ってしまったんだよ。ジャッジ様がかなり気に入っていた品物を...」
ジャッジ「そろそろ潮時だな。」
父を切り離すように話をかける。
ジャッジ「Aはまだ使える。置いていけ。しかし、お前は出ていけ。」
父「そんな...あの子はまだ幼いんですよ!?」
ジャッジ「Aはここに置く。」
再び私の名前を言う。何故だろう。嫌な予感がする。
父「あの子も連れて行きます。これは譲れません!!」
父が焦り、部屋を出ようとした時、ぐしゃっと何かが潰れる音が響いた。
扉の隙間から覗いてみると、ジャッジ様が持っていた剣で父が刺されていた。
ジャッジ「あいつはここに置く。」
威圧するようにもう1度言い放った。
父からの返答はない。
同じ日に私は2人の両親を失った。ヴィンスモーク家当主によって。
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美兎(・x・)(プロフ) - もこさん» ありがとうございます!!(T_T)テストとかいろいろあったもので...一応受験生なので更新できなくなるかもですけど、よろしくお願いします! (2017年11月23日 11時) (レス) id: 1d03fc279c (このIDを非表示/違反報告)
もこ - 続きがとってもきになります(^^)いつまでも待ってますね! (2017年11月23日 9時) (レス) id: e28375e270 (このIDを非表示/違反報告)
美兎(・x・)(プロフ) - もこさん» わざわざありがとうございます(T^T)2回もコメントを...これからも頑張ります!! (2017年11月15日 19時) (レス) id: 1d03fc279c (このIDを非表示/違反報告)
もこ - 過去編待ってました!忙しい中、更新頑張ってください(^_^) (2017年11月15日 19時) (レス) id: e28375e270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美兎(・x・) | 作成日時:2017年11月15日 18時