検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:12,338 hit

過去5 ページ6

仕用人「Aちゃん!お父さんが!」


慌てて私の元に走って来たのは、母と同じ厨房で働いていたおばさんだった。


仕用人「ジャッジ様に呼ばれて行った!」


私の手を引き、ジャッジ様と父がいると思われる部屋へ連れてきた。


静かにして、扉の向こうの話し声を聞いていると、聞こえてきたのはジャッジ様の声。おそらく父もいるだろう。


ジャッジ「お前にはがっかりだよ。」


父「申し訳ございません!!!」


初めて聞いた父の怯えた声。何があったのだろう。


仕用人「Aちゃんのお母さんが亡くなって、お父さんが落ち込んで掃除をしてる時、ある王国から奪った宝を割ってしまったんだよ。ジャッジ様がかなり気に入っていた品物を...」


ジャッジ「そろそろ潮時だな。」


父を切り離すように話をかける。


ジャッジ「Aはまだ使える。置いていけ。しかし、お前は出ていけ。」


父「そんな...あの子はまだ幼いんですよ!?」


ジャッジ「Aはここに置く。」


再び私の名前を言う。何故だろう。嫌な予感がする。


父「あの子も連れて行きます。これは譲れません!!」


父が焦り、部屋を出ようとした時、ぐしゃっと何かが潰れる音が響いた。


扉の隙間から覗いてみると、ジャッジ様が持っていた剣で父が刺されていた。


ジャッジ「あいつはここに置く。」


威圧するようにもう1度言い放った。


父からの返答はない。


同じ日に私は2人の両親を失った。ヴィンスモーク家当主によって。

過去6→←過去4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美兎(・x・)(プロフ) - もこさん» ありがとうございます!!(T_T)テストとかいろいろあったもので...一応受験生なので更新できなくなるかもですけど、よろしくお願いします! (2017年11月23日 11時) (レス) id: 1d03fc279c (このIDを非表示/違反報告)
もこ - 続きがとってもきになります(^^)いつまでも待ってますね! (2017年11月23日 9時) (レス) id: e28375e270 (このIDを非表示/違反報告)
美兎(・x・)(プロフ) - もこさん» わざわざありがとうございます(T^T)2回もコメントを...これからも頑張ります!! (2017年11月15日 19時) (レス) id: 1d03fc279c (このIDを非表示/違反報告)
もこ - 過去編待ってました!忙しい中、更新頑張ってください(^_^) (2017年11月15日 19時) (レス) id: e28375e270 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美兎(・x・) | 作成日時:2017年11月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。