【ぬら孫】リクオの双子の妹は、チートキャラに近いかもしれない (ページ7)

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リクオに託す思い 6 ページ7

A「はっ…それだからダメなんだテメェは

お前こそ、代紋の意味理解してねぇじゃねーか。」

私が笑いながら言ってのけると、ガゴゼは眉間にしわを寄せ、私に詰め寄ってくる。

てか眉間にシワって言うより、元から顔全体シワだらけだったわ

私は手を組んで、前のめりでこちらを見下ろすガゴゼを見上げた。

ガゴゼ「お主、私を愚弄する気か…！」

A「愚弄も何も、私は思ったままを言っただけだ。
お前が総大将になったとしても、そう長くは続かない。その光景が目に見えてる。

それに、代紋に相応しい“妖怪”はリクオしかいない。
お前の“おそれ”の考えなど、ほんの小さなものだ。

というわけで、私はリクオが3代目になることに異論はない。」

ガゴゼ「だが、若は人間の姿ではないか！思考も何もかも人間そのもの！

そのような者が主になどなれぬ！」

A「私とリクオは血を分けた双子だ。そして2年前、私は妖怪の姿になることができ、今では自由に変化できるようになっている。

ということは、リクオも妖怪になれるということだ。後、リクオは総大将の血を4分の1も受け付いでいる。ぬらりひょんの強さはお前がよく分かってるだろ？
ぬらりひょんの血を受け継いでいるだけで、総大将になれる道を誰よりも先に立てるんだ。」

ガゴゼ「…ッチ

今日は帰らせてもらう。」

ガゴゼは立ち上がり、そのまま部屋を出ていった。

私はそれを目だけで見送り、みんなに笑顔を向ける。

A「はい、1人帰ってしまったことですし、今日はおひらきにしましょう！

3代目の件はまた次に先送りにして」

私は両手を合わせてニコリと微笑みながら、そう告げる。

みんな私のいきなりの笑顔に驚いたようだが、顔を合わせてからゾロゾロと帰って行く。ナメクジの大行列みたい。