【あんスタ】人を信用しない少女の話 (ページ8)

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金平糖ページ8

昼休みも終わり、私はあんずとわかれて教室に向かった。

今日の放課後、あんずのプロデュースに参加させてもらえるらしい。

忙しいはずなのに、いい子だよね。
あんずなら信じてみようって思えたし、そのあんずがベタ褒めするこの学院にも少し興味が湧いた。

まあ、こんな自分嫌いだし人間不信なのには変わりないけど…この学院で変われたらいいなぁ

我ながらざっくりとした願望を掲げていると、何か固いものが足に当たった。
それは、カランッと綺麗な音を立てて少し先まで転がり、止まった。

A「ん？なんだこれ…？」

私はしゃがんで蹴ったもの____カラフルな物体が入った瓶を拾った。

私は親指と人差し指でつまみ、カラフルなものを見つめる。

どうやら、カラフルなものの正体は金平糖らしい。

白やピンク、黄緑や水色の砂糖の塊が、小瓶に半分以上入っている。

てかさ

A「……なんでこんなところに金平糖が転がってんの？」

私の疑問は決して珍しくないと思う。
普通に考えて、廊下のど真ん中に金平糖が落ちてるなんてほぼ無い。てか初めての体験。

まあこの学校校則ゆるそうだし、いろんなもの持ち込めるんだろうけど…

A「甘党の私の前に金平糖とか落とさないでよね…」

私は恨めしそうに金平糖をにらみ、ため息をついて立ち上がった。

まあ、私の食欲は我慢しよう。てか、さっきあんずのお弁当分けてもらったのに何様だって感じだよね。

あんずの卵焼き美味しかったなぁ～…

キーンコーンカーンコーン

あ、やばいやばい。予鈴鳴った。早く教室行かないと。

私はひとまず金平糖をポケットに入れ、数メートル先の教室に入った。

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待って、お話切るところわかんない…