合同捜査 ページ6
麻薬取締課に戻るといつもの日常が広がっていた。目にクマを付けながらも精一杯に仕事に取り組んでいる仲間達だ。
『遅れて申し訳ございません。辻咲Aただいま戻りました』
「待っていたぞ」
上司の一人がAを呼ぶ。麻薬取締課は多忙なのだ。一人欠勤が出るだけでも仕事がまわらなくなる。
『今まで休んでいた分しっかり働かさせて頂きます!』
「早速だが、公安との合同捜査が行われる」
『なっ、公安と!?』
「俺だってやりたかねえよ。だが、前回の不正ルート摘発の件でボスが捕まえられなかったから公安と手を組むことになったんだ」
『私のせいですか…』
口を強く噛み歯軋りをした。
「お前のせいではない。自分を責めるな」
『それでも!捕まえられなかった事は事実です。申し訳ございません』
「不正ルートを摘発しただけでも十分だ。焦るなよ」
頭を撫でる。だが、納得はしないようだ。
『はい…。合同捜査は責任を持って取り組みさせて頂きます』
「おう、期待しているぞ」
『任せて下さい。必ず捕まえてみせます』
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Mizuna(プロフ) - 初見、間違って評価を頑張って!っていう側に入れてしまって、本当は10ですよ!また次のお話が読みたいです! (2019年4月16日 13時) (レス) id: df9e804b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リカルナ | 作成日時:2019年3月17日 23時