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side Hikaru
照「寒っ、」
いくつか台風が過ぎて行って
急に朝夕の気温も下がって、秋も深まる頃。
文化祭に向けての練習も佳境を迎えている中、いつもと同じように踊る部員たちのことを、
すっかり特等席になった一番前のど真ん中に置かれた椅子に座ってニコニコしながら見ている翔太。
今日は1時間だけ保健室にいたみたいだけど、体育だからまぁ、よしとするか。
照「翔太寒くない？」
翔「ん？へーき」
寒さにも暑さにも弱いらしい翔太にとっては、体温調節すら大きな負担で、
俺らの体が普段当たり前にやっているようなことでも負担になって、積み重なると心不全を起こしてしまう。って、最近手に取った本に書いてあった。
翔太の体にとって何がダメで、何がいいのか。
担任として、顧問としてもっと知っておかないといけないと思って、素人にもわかりやすく書かれたイラスト入りのテキストを読んだりして
俺も生徒たちに負けないくらいこっそり勉強中。
照「じゃあ、衣裳着て一回通しやるぞ〜〜」
「「はーい」」
各々部室で着替えて、10分後に屋上集合。と声をかけると、お揃いのスウェットを着た部員たちがぞろぞろと部室へと戻っていく。
翔「俺ね、あれ好きなの。」
みんなが着てるスウェット。ってにこにこしながら見上げてくる翔太。
照「そうだ、これ」
翔「…まじで？」
照「寒い時とかさ、ブレザーの下にこれ着ておきなよ」
ちょうど今日届いたばかりの、背中には学校名とそれぞれの名前、胸には学校のマスコットキャラクターの雪だるまのイラストが入った、
みんなとお揃いの黒いスウェット。
翔太がマネージャーやってくれるって決まって、なにかできないかと急いで発注したけれど
ギリギリでなんとか文化祭に間に合った。
翔「うわっ…ありがとう！…かっこいい…」
早速制服の長袖シャツの上から袖を通しては、目をキラキラと輝かせる翔太。
深「お！！！翔太いいじゃん！」
佐「やっぱイケメンだからなんでも似合うよねー！」
涼「うん、すごい似合ってる」
翔「ありがと。」
ちょうど戻ってきたふっかや佐久間、舘さんに褒められて、
一年からも “翔太先輩” なんて呼ばれちゃって、照れ臭そうに笑ってる。
照「よーし、じゃあ通しはじめるぞー！！」
文化祭はもう、すぐそこ。
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夏海(プロフ) - 続き楽しみにしています(〃´-`〃) (2022年11月16日 3時) (
レス) @page34 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 陰ながら応援させていただいています☆ 次回も楽しみにしています。 (2022年10月24日 16時) (レス) @page26 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 読んでいると世界観に引き込まれるし情景が目に浮かびます☆ 次回 楽しみにしています(〃´-`〃) (2022年10月14日 23時) (レス) @page22 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き楽しみにしてます！ (2022年10月9日 1時) (レス) @page18 id: a9a7eea51c (このIDを非表示/違反報告)
名無し71262号(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2022年10月8日 11時) (レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2022年9月17日 8時
