花いちもんめ (ページ10)

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『凄い...
こんな所あったんだ。』

誰が手入れしてくれてるんだろう。

鍵がしてあるってことは、特定の人だけってことでしょ。
にしても、なんでこの場所教えてくれたんだろう。

ｶﾞｻｯ

『きゃっ！
...だ、誰かいるの？！』

ここは鍵がかかってたから、誰も入れないはず。

？｢...ちっ｣

だ、誰...この人

『誰...！』

屋敷の人ではないはず。
これでも、働いてる人は覚えている。

？｢...ちっ、
あいつ、ここには誰も来ねぇって言ってたのによ...｣

『質問に答えて。』

？｢あぁ？
あんたこそ、誰なんだよ。｣

『...』

？｢おーい聞こえてますー？｣

『ここに入れるんだから、この屋敷の人しかありえないでしょ。

あなたに名前を教える義務はない。』

？｢はぁ、？

ふっ、笑おもしれぇやつ。｣

『だから...！』

？｢にしても、お前どうやって入れた。
ここは、特定の人しか入れねぇんだぞ。｣

『そ、それは...侑李が』

？｢侑李...だと？｣

'' ここには、誰も来ねぇって...''

？｢おい、あんた。

今ここであったこと、誰にも言うなよ。｣

『は？』

？｢分かったな。｣

そういうと、消えるように去って行った。

なんなんだろ、

まぁ、関係なさそうだし。

『もう、戻ろうかな。
そろそろ時間だし。』

彼との出会いが、私のこれからを変えるとは

誰も思わなかった。