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『...はぁ』
勉強も終わって、レッスンも終わった。
あとは、時間が経つのを待つだけ。
?「どうしたの、ふうか。
なんか元気ない?」
『ちょっと。入って来る時はノックして。』
?「いーでしょ。別に」
この人は、知念侑李。
この屋敷で働いている知念さんの一人息子。
つまり、見習い。ということ。
元々、私たちは幼なじみ。
知念さんがこの屋敷に入ってくるまでは。
こんな状況下でも、侑李は態度変えることなく私と接してくれている。
でも、侑李は時々変だ。
朝見かけた時も、キョロキョロしながら下がってくし。
...気にしすぎっていえばそうなんだけど。
『そういえば、侑李
夕方、基本見かけないけど何してるの』
「え...っと いやいや...笑
何してる...って
部屋にいるだけだよ。僕これでもまだ学生なんだから。勉強。」
『そうなんだ。勉強なら私教えてあげるよ?』
「...! 何言ってるの。いいって。
ふうかは、僕と話してくれるだけでいいの。」
『そ?』
「もう元気なら大丈夫だね。
僕これから用事あるから行くから。
じゃあ、おやすみ...じゃないか
おやすみなさい。お嬢様。笑」
『やめてよ。侑李まで。』
「冗談冗談。笑
おやすみ。ふうか。
また来るからね。」
...バタン
どこか不思議なんだよな。
侑李って。
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作者名:おとうふぃ | 作成日時:2020年10月4日 8時