JUMP × ○○ ..短編集 (ページ24)

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ﾋﾟｯ...ﾋﾟｯ...ﾋﾟｯ...ﾋﾟｯ...

○○、ごめん

ごめん...！

もっと僕が早く走って、止めていれば...！

prrrrrr...

｢...はい｣

｢ちょっと侑李！
遅い！どこまで行ってるの？！｣

｢ごめん。今日は帰れない...｣

｢は、はあ？｣

｢詳しいこと、明日話すから。｣

ﾌﾟﾂｯ

治療が施された、○○は朝見た○○じゃない。

何があったんだ。
あの短い時間に、

いや、あの短い時間だけじゃなくて...

ずっと何かに苦しんでいたとしたら...？

そうしたら、朝の様子の事もかすかに当てはまる。

まさか、

あいつか。

あの○○の彼氏、

3年山田涼介。

あいつは、学校一のヤンキーで有名だった。

あいつだって言う確かな証拠はないけど、

○○の事を’’こいつ’’ 呼び。

あいつが来たら、ふうかは明らかに暗くなっていた。

なんで？

彼氏なら、彼女を泣かせることなんてしない。

むしろ笑顔にするとか、助けになるとか

そんな感じじゃないの？

ねぇ、○○

少しは僕に相談してよ。

幼なじみなんだから。

○○のこと誰よりも知ってるんだから。