76話 ページ28
九条side
僕たちは次の日、社長がどうやって泉のことを知ったのかを聞きに行った。
楽ももう元に戻っているから。
龍｢失礼します。」
楽｢入るぞ。」
｢失礼します。」
楽はこころなしか声がか細い。やっぱり痛手だったかな。
宗介｢なんだ。仕事中だ。お前らはレッスンをしてろ。」
｢少し、社長に聞きたいことがあるんです。」
宗介｢、、、。」
僕は社長の無言を肯定と受け取って龍と楽と目を合わせて聞いた。
｢社長はどうやって泉のことを知ったんですか？泉は控え室に行ってない限り知らないはずです。なのにどうして？」
社長は控え室には決して来なかった。それなのにどうして知ってる？おかしい。
宗介｢、、、。」
楽｢なんか言えよ！」
痺れを切らした楽の声が響きわたった。龍も少し怒っているように感じる。
宗介｢泉のことは小鳥遊から聞いていた。だから知っていた。」
｢だけどどうして泉を先にこの事務所に入れようと思ったんですか？」
宗介｢あいつらのプロデューサーがあいつとわかったのは姉鷺から聞いた。だからここに入れようと思った。」
楽｢それだけが理由じゃないはずだ。ほかの理由があるだろ。」
楽は何を言ってるの？ほかの理由なんてあるわけ、、、いや、この人ならあるかもしれない。
僕たちをお金と同じように扱うから。龍もわかったのか僕に目配せしてきた。
宗介｢ああ。泉は俺の愛した結に似ている。あいつの娘ふたりは結に似ているからだ。」
｢っ！」
それだけで泉を勧誘したの？やばい。この人は次もやる。
宗介｢聞いたぞ、姉鷺から。泉をまた手放したらしいな。今度も連れ戻す。仕事の邪魔だ。早くレッスンしろ。」
龍と楽は怒りながら部屋を出た。もちろん僕も。
僕たちはレッスン室にはいって、作戦を立てた。
｢泉を守らないとね。龍は二階堂に、楽は小鳥遊さんに、僕は陸に連絡する。それから考えよう。」
龍 楽｢ああ。」
本格的にやばくなってきた。
陸、二階堂、泉を守ってよ。その子は社長に狙われているから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なつめみく - ええええええええ続きあったんだ、、何をするにも最近億劫になってきてたけど続きがあることにきづいた瞬間握ってたピンポンだまにぎりつぶしちゃいそーになったよおおお！！最近ヤマさん不足だったからガチうれしいいいい！！ (9月24日 17時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私は大和さんに一票入れます! (2017年3月16日 16時) (レス) id: 367238905c (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - ありがとうございます！！大和さんに一票いれます！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月3日 22時) (レス) id: cba5197f9f (このIDを非表示/違反報告)
しろ - とっても笑ったりドキドキしました！私も大和さんに1票入れます！ (2017年1月3日 21時) (レス) id: b8cc97a2e2 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - ありがとうございます！！大和さんですね！これからもよろしくお願いします！ (2016年12月26日 18時) (レス) id: cba5197f9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
