【2BRO.】緑の恋《中・短編集》 (ページ21)

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休息日ページ21

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私の彼氏は人気実況者だ
実況するだけでなく編集も行なっている
その為、ここんところ休みなく働いてる
兄弟も私も心配して声をかけるも

お「大丈夫よ～まだ若いから！」

って言ってきかない

全く困ったもんだ
私にくらい弱いとこ見せてもいいのに

そんなわけで
兄弟に協力してもらうことにした

お「ちょ！どこに連れて行く気？まだ編集がっ」

兄「撮り溜めてあるから2日くらい平気だって。軽い編集だったら俺もできるから」

弟「そうそう、最終的にはおついちさんに確認してもらうことにはなるけど2日間は実況のこと忘れて！」

20分後

『はーい、2人ともありがとう～。これお礼の品』

弟「おぉ！これ表参道の人気店のやつ！」

兄「甘いの嬉しいわ。んじゃおっつん置いてくからあとはよろしく」

おついちさんは少しむすーっとしている

お「……お主、嵌めおったな…」

『はい、拉致計画を兄弟に相談したのはこの私です。そうでもしないと休まないでしょ？』

お「別に疲れてないのになぁ」

『まぁまぁ、とりあえずマッサージしていくよ』

ベッドに転がして背中を揉むこと5分
規則正しい寝息が聞こえてきた

ほらやっぱりね。
疲れてんじゃん。
ムリは禁物よ、おついちさん。

頬にキスをすると少しふにゃっと笑ったような気がした

材料は買ってあるし、彼が元気になりそうな料理でも作りますかね
そんで夜はゲームをせずに早く寝かして、明日はカフェでのんびりしよう

お「んぅ…A……」

『……なんだ寝言か…可愛いかよ…』

ほっぺを指で押すと眉間にしわを寄せた
写メって即保存し、兄弟に送ったら大喜びした

今日はとことん甘やかしてあげるんだ
普段頑張ってるからね
いーーっぱい甘えていいんだからね。

心の中だけで言うのも勿体無いから、起きた後に伝えた
そしたら顔を真っ赤にして
お「もう……本当…好きです……」と言った。

2日間、おついちさんは実況を忘れ普段は言わないようなワガママも言って、充分に休んでいった

帰り際

お「……また甘えてもいいかな？」

うん、今回の計画は大成功だな

『もちろん！』

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