貴方の恋人になりたいのです 2 ページ15
貴方の恋人になりたいのです の続きです
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少し談笑した後、「分からないことがあったらいつでも連絡して〜」とおついちさんから連絡先を教えてもらった
その後、何度か実況のことでやり取りをしたり、カフェでゲームについて語ったりしている
でも気付いたら、私のおついちさんへの憧れの気持ちは会うたびに変化し、2ヶ月経った今では恋心へと変わっていた
だけど相手はあの人気実況者のおついちさんだ
カッコよくて優しいのでそれはそれはモテることだろう
想いを馳せるだけ無駄だと自分に言い聞かせた
それでも胸の高鳴りは止まることを知らない
本当はゲームや実況以外のことも聞きたい
もっとおついちさんのことが知りたい
恋人はいるのか、どういう子がタイプなのか
私のことを、どう思っているのか
結局今日も聞く勇気がなく、また別の日に会う約束をして家へ帰った
《おついちside》
帰宅後、肩を落としたままソファに座った
あぁ今日も聞けなかった
いつもゲームや実況の話で終わってしまう
まぁそれも楽しいんだけどね
本当は、Aちゃんに恋人かいるのか、どういう男性が好みなのかとか、そういった部分を聞きたいけど…
ガッツいてる人だと思われるのも嫌だしなぁ…
次から会ってくれなくなったら辛すぎて泣いちゃうわ
はぁ、とため息をつくと兄者が向かいに座った
兄「その様子じゃ進展はなしか」
お「おーう、進展はないよー」
兄「スッと聞きゃあいいのに」
お「それが出来ないから困ってるんでしょーー！」
兄「あの子結構可愛かったからボーッとしてたら別の男に取られるぞ」
お「そっ、れは嫌です」
兄「なんで敬語 笑」
Aちゃんの隣に別の男…？
それは嫌だ、考えたくもない
俺が君の隣にいたいんだ
そして、一緒に四季を感じ、笑い合うんだ
次会ったら聞こう、そしてこの気持ちを伝えよう
《Aside》
次会うのは10日後
いつものカフェで
またゲームの話だけで終わっちゃうのかな…
あぁ勇気が出ない…！
でも、このままじゃ嫌だな
次会った時に、聞いてみよう
そろそろ、勇気出さなきゃ
《続く》
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作者名：鯖の水煮缶 | 作成日時：2018年11月30日 2時
