35. おいで ページ39
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「 もう大丈夫 。私が来た 」
どうしてこの人が来たと分かるだけで、こんなにも安心するんだろう。
この気持ちは、みんな同じだ。
この人が来たと、そう聞こえただけで、どれだけピンチでも安心するものだ。
本当に、凄い人に俺は育てられたんだろう。
みるみるうちにバーの中は荒れていく。
死柄木も、荼毘も、シンリンカムイの個性に拘束されてしまった。
その時にこっちを見た死柄木の目が、助けを求めているようで、どうしたらいいか分からなかった。
助けても、助けなくても、どちらかを裏切ることになる。
俺はどっちに行くべきなんだろう。
死柄木 「 ｯ…A！！」
名前を呼ばれてハッとした。
気づけば足は死柄木の方に向いていた。
死柄木も、心做しか安心した顔をしたような気がした。
爆豪 「 何やってんだよA…！！お前はこっちだろうが！！ 」
伸ばしかけたその手と反対の手を爆豪に引かれる。
死柄木の顔が悔しそうに歪む。
死柄木 「 Aは…俺のなのに、…俺の、……
お前はいつもそうだ 、
お前はいつも、邪魔なんだよ……
お前が！！嫌いだ！！！！！」
その瞬間、黒い何かが現れて、
それに飲み込まれた。
次に目を開けた時には、見たことの無い男がいた。
死柄木と話すその姿に、
その人が死柄木にとって、
俊典さんのような存在なんだと思った。
AFO 「 君が、…Aくんだね？弔の初めての大切な人になってくれてありがとう ｣
その声は、敵なのに、何故か優しく感じた。
逃げようと思えば足は動くのに、動くことが出来なかった。
その時だった 。
爆豪 「 A！！はよ来い！！！！」
名前を呼ぶのは、自分に手を伸ばす勝己。
反射的にその手に腕を伸ばすが、
その手を引っ込めたのは、
他の誰でもない、
俺だった 。
目を見開く勝己。
他の4人も、俺のその姿を見て理解が出来ないと言うような顔をする。
それでいい。
俺の事なんて嫌いになればいい。
死柄木 「 …いい子、A。行こう、」
俺の手を取るカサつく手に、自分の何かが終わる気がして、
でも今はその優しい声に甘えていたかった。
『 ……ああ、弔 』
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色々捏造すみませんｯ、
今のところ死柄木くん寄りですが要望によって展開変えていく予定ですのでたくさんコメントで誰がいいか教えてくれたら嬉しいです…！
感想とかもモチベ上がるので待ってます！
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ぺんぎん - 相澤先生オチで！ (2021年8月23日 11時) (
レス) id: 04afc39a92 (このIDを非表示/違反報告)
はなめ！ - はじめまして！いつもニヤニヤ拝見してます！とむらくん希望です！ (2020年8月24日 3時) (レス) id: 734111b835 (このIDを非表示/違反報告)
執事長 - 爆豪くんオチに一票です! (2020年8月5日 17時) (レス) id: e21c945c52 (このIDを非表示/違反報告)
1412 - わがままだけど、オーバーホールを登場させて欲しいです！ (2020年8月2日 0時) (レス) id: ab59a36fd7 (このIDを非表示/違反報告)
音 - こっそり死柄木に会いに行くみたいな(語彙力)なんかそういうやつとか?ですかね (2020年7月28日 23時) (レス) id: 981305fe40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッティー | 作成日時：2020年3月30日 13時
