22. 普通 ページ25
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毎日繰り返す生活のことを普通だと思ってた。
でもそれが当たり前じゃないことを知った。
それもきっと、皆がいるからだと思う。
「 おう！おはようA！！ 」
『 おはよう、鋭児郎。勝己も 』
「 …はよ、」
俺はきっと既に愛されてる。
勿論ナルシストになったとか、そういう訳じゃない。
唯、自分が思っている以上に、自分はどうでも良くはないと知った。
「 …あれから、どうなんだよ、」
「 ｯおい爆豪…それはまだ聞かないって 「ｯうるせぇ、お前の意見なんざ関係ねぇんだよ！！ 」
あれから、というのは死柄木の所から帰ってきた時から、ということだろう。
鋭児郎はきっとまだ自分のことを気遣っているのだろうが、自分はもう平気だし、言ってしまえば前より充実している。
『 なんともない、むしろ前より楽しい…ありがとう 』
そう話すと安心したような顔をする鋭児郎と、不機嫌そうな"フリ"をして顔を逸らす勝己。
俺は本当に幸せだと思う。
.
.
『 俺飲み物買ってくる 』
休み時間、勝己たちにそう声をかけて教室を出る。
彼奴らには色々気を遣わせているし、奢ってやるのもいいかもしれない。
そんなことを思いながら自販機に向かう。
『 ……こんなもんか 、』
買ってみると結構多いもんだ。
さすがに4本で限界だし、出久と轟にはまた今度にしよう。
そう思い歩き始めたが1本落としてしまう。
それを拾ってくれた人物に目を向ける。
「 …そんなに持って、何してんの。パシリ？ 」
目の下にくっきりとしたクマのある男。
見たことある気がする。
『 …体育祭の時の、』
確か、心操人使だったか。
出久の相手をしてた、普通科で凄い奴。
「 …覚えてたんだ、じゃあ俺の個性もわかるよな？洗脳、…敵向きだと思った？」
そんなことを突然聞く心操に首を傾げる。
心操の個性が敵向きだと言うのなら俺の個性はどうなるんだ。
『 いや、…どう考えてもヒーロー向きだろ。誰も傷つけないで敵を捕まえられる、お前みたいな個性がないとできない事だ 』
そう口にすると心操は目を見開く。
何を考えているのかわからない。
でも悪いやつじゃないのは分かる。
「 そうか、…あ、これ、教室まで手伝ってやるよ、」
『 え、いいのｯ……！』
体が動かなくなる。
心操の個性だろうか。
「 なぁ、…俺がこんなことしても、そう言える？ 」
そういった心操に、俺はいつの間にか壁に押し付けられてて…
…これ、壁ドンじゃないか？
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ぺんぎん - 相澤先生オチで！ (2021年8月23日 11時) (
レス) id: 04afc39a92 (このIDを非表示/違反報告)
はなめ！ - はじめまして！いつもニヤニヤ拝見してます！とむらくん希望です！ (2020年8月24日 3時) (レス) id: 734111b835 (このIDを非表示/違反報告)
執事長 - 爆豪くんオチに一票です! (2020年8月5日 17時) (レス) id: e21c945c52 (このIDを非表示/違反報告)
1412 - わがままだけど、オーバーホールを登場させて欲しいです！ (2020年8月2日 0時) (レス) id: ab59a36fd7 (このIDを非表示/違反報告)
音 - こっそり死柄木に会いに行くみたいな(語彙力)なんかそういうやつとか?ですかね (2020年7月28日 23時) (レス) id: 981305fe40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッティー | 作成日時：2020年3月30日 13時
