"小さな巨人"になりたいですっ！ (ページ8)

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なな川西side ページ8

俺がAに見とれている間に、残り測定していないのは１年の五色とAだけになっていた。

工「うおおおおっ！！」

ﾊﾞﾝｯ‼

工「いくつですかっ？！！」

添川「まてまて、えーっと。328だな。」

工「くうぅっ！！牛島さん！今度は負けません！！」

相変わらず牛島さんにライバル心を抱いているな。

『あ！次はおれですね！太一さん、見てて下さいね！』

あ、今の顔ヤバいな。

川西「頑張れよ。」

ﾀｯﾀｯﾀｯと走っていくA。

白布「川西。気に入ったのか？あのチビ。」

川西「チビじゃない。Aだ。」

白布「悪いな。でも、あの身長なら300飛べたらいい方だな。」

まぁ、それは同感だ。

Aをみつめる。

牛島さんと何か話してるな。

あ、指さしてなんか叫んでる。可愛い。

『行きますっ！！』

ｷｭｯｷｭｯｷｭｯｷｭｯ

ﾄﾞﾝｯ

それは聞いたことのない

床を蹴る音だった。

そして、飛んでいた。

ﾊﾞﾝｯ‼‼

静まり返る体育館。

皆、あいた口が閉まらない。

『何㎝ですかっ？？！』

Aの声でハッとする。

添川「あ、ああ。ちょっと待てな。えっと、」

固まる添川さん。

牛島「どうした、添川。」

添川「牛島、お前はいくらだった？」

牛島「345㎝だ。」

添川「彼方は、、347㎝だ。」

また静まる体育館。
今日で何回目だよ。