"小さな巨人"になりたいですっ！ (ページ25)

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にじゅうよん日向side ページ25

『おれ、小さな巨人目指してるから！』

ドキッとした。

"小さな巨人"

俺の憧れで、目標の選手。

どうして白鳥沢のやつが目指してるんだ？

月島「へぇー、君も小さな巨人目指してんの？」

『"君も"？？』

山口「あー、日向も小さな巨人、目指してるんだよ。」

『そうだったのか！！でも、日向くんもうちょっと飛べるよね？』

烏野１年「「え？？？」」

どういうこと？？

ワカラン。

影山「あの。」

『ひっ！！』

影山が、距離を詰めていた。

日向「ちょ！影山！やめろって！ビビられてるから！」

そんな俺の声も無視して影山はしゃべり続ける。

影山「俺、影山飛雄っす。名前教えて下さい。何年生っすか？バレー歴は？？なんであんなに飛べるんですか？まさに、"小さな巨人"って感じっすね！レシーブ上手いっすよね！教えてもらえませんか？？」

『うわ、うわ、うわ！つ、つと、工ーー！！』

誰かの名前を叫びながら逃げていった。

日向「影山くーん。逃げられてますよー？」

月島「怖がられてるじゃん、王様ww」

影山「うっせぇ！」

ていうか、逃げられたじゃんか。
せっかく来てくれたのに。

あ！あの子の名前、教えてもらってないなー。

後でしゃべりに行こう。