鳥かごの魔法美少女 (ページ37)

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A『あれ、あの茂みにいるの誰だろう……。

あ、まさか……』

全員「「ワックス？」」

？？「うっしっし！」

その時、草陰から独特な笑い方をした小柄な男の子がこちらを笑って見ていた。

その子の手には｢つるピカール｣というワックスが握られている。

？「ざまーみろ！

FFで優勝したからって良い気になって。」

塔子「おまえ……
良くもやったなぁ！？」

A「やっぱり、きみがやったんだ。」

全員「「！！」」

男の子の真後ろに立っているA。

？「うわぁっ！！

お、おまえいつのまに！？」

A「イタズラとは感心しないなぁ。」

？「ちっ！！」((ﾀﾞｯ))

A「あ……」

塔子「待てぇ！！」((ﾊﾞｯ))

塔子が柵と飛び越え、地面に着地すると同時に……

塔子「うわぁっ！！」

全員「「えっ！？」」

落とし穴に落ちた。

？「うっしっし、引っかかってやんの～！！ｗｗ」

A「はい。

そこまで。」

ｶﾞｼｯ!!!

祐は男の子の首根っこを掴む。

？「あ！！」

塔子「ナイス、A！！」

風丸「んなんだあいつ……」

？「木暮ぇ！！」

木暮「ゲッ。」((ﾊﾞｯ))

A「おっと……」

木暮は……
Aの手から抜け出し、どこかへ逃げて行った。