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25話 ページ26
13前田「ありがとう。貴方が思う大切な人は、守っていくんだよ。」
A「はい。」
13前田「これ、麻里子に渡して。」
A「は、はい。」
‐•‐•‐•‐•‐•‐•‐
初めて見る天井だった。
ふわふわして寝心地が良い布団の上に横になっていて、額の上に濡れたタオルが乗っている。
顔を動かし周囲を見ると薄い暗闇の石壁に数え切れないほどの鉱石が生えていて、光を発していて美しく幻想的な光景だった。
片桐「目が覚めたのね。」
よく知る声が聞こえ顔を向けるとツバサが歩み寄ってきた。
いつものスーツではなく巫女装束を着ていてAは目を丸くする。
A「ツバサさん…。龍矢くん…。佑星くん…。あの、ここはどこですか？」
片桐「ここは00劇場の地下にある聖域よ。ここにいると襲名熱が落ち着くの。周りのデュアリウムはあなたの魂と共鳴して光り輝いているのよ。」
A『共鳴…』
Aはもう一度デュアリウムを見るとキラキラと輝いている。
不思議な現象を起こす鉱石を見つめ、ツバサに視線を戻すと口を開いた。
A「…13代目 あっちゃんに会いました。」
片桐「えっ？」
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作者名：AYANE | 作成日時：2024年2月2日 15時
