35話 ページ36
蘭「な、なに言ってるの!?」
コナン「だって、本物のモリアーティ教授はここにいるもの。」
お兄ちゃんは、お付きの方だと思われた人を指さしてそう言った。
A「声は全て教授が腹話術で喋ってたんだよね。」
モリアーティ教授「…そこまで見抜かれていたとは。なぜわかったな。」
コナン「さっきモラン大佐がおじさんにお待ちくださいって言ってたよ。」
ヒロキ「なるほど!モラン大佐が敬語を使うのはモリアーティ教授に対してだけだから!!」
モリアーティ教授「それだけかね。」
コナン「もうひとう、モリアーティ教授は天然ハーブ系のコロンを使うお洒落な老人だって聞いてたんだ。」
A「貴方から、凄くハーブ系の匂いがしましたよ。いい匂いでしたよ。」
モリアーティ教授「見事だ。まるでミニホームズを見ているようだ。」
…コナンくん、ちょっと嬉しそう。
モリアーティ教授「ところで、私になんの用かな?」
コナン「ジャック・ザ・リッパーって、ロンドンを恐怖の都に変える為、教授が街に放った人なんでしょ?」
モリアーティ教授「当たらずとも遠からずだ。ジャック・ザ・リッパーは貧民街で拾った浮浪児だった。」
母親に捨てられて、路頭に迷っていた浮浪児。
人目で犯罪者としての才能を感じたそう。
モリアーティ教授が、彼を一流の殺し屋に育てあげたと言った。
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年11月12日 22時