【ベイカー街の亡霊】～ヒロキくんの大切な人!～2 (ページ3)

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～52話～ページ3

A「……((ｷﾞｭｯ」

ヒロキ「！？」

Aさんが、ヒロキを抱き締めた。

A「ヒロキくん……。二年前にも死のうとしたでしょ……。貴方が死ぬ権利なんてないんだよ。」

ヒロキ「…………」

A「ヒロキくんは、また小学5年生なのに飛び級で大学を出ている天才少年。同い年の友達がいなくて…可愛そうな子だったの。私は、パソコンでノアズ・アーク。君と遠距離で会話をしていた。そこで、知り合った感じかな……。そうでしょ？ヒロキくん。私は、ヒロキくんのこと弟のように可愛がっていたから。私は、ヒロキくんと出会って本当に良かったって思ってる。」

ヒロキ「……(泣)((ﾎﾟﾀﾎﾟﾀｯ」

ヒロキ「Aさんの言う通り。僕は、一度くらい友達と遊びたかったからなんだ…。いつもいつも仕事ばかりしていたから。そんな僕を救ってくれたのが……
Aさんだった…。Aさんは、僕にとってお姉ちゃんみたいな存在だったから……。(泣)」

A「……ヒロキくん……」

全員「「…………」」

ヒロキ「ごめん。怖い思いさせちゃって……」

諸星「……俺の連絡先。」

ヒロキ「えっ……」

諸星「友達になってやるから……。死のうと考えるな。」

ヒロキ「！！」